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掲載日:2025年7月8日
Q 新井豪 議員(自民)
この報道を受けまして、地元山岳連盟や武甲山の採掘会社の間で大きな話題となり、絶滅したと思われた自生のチチブイワザクラをみんなで守ろうという機運が生まれました。その保護のためには、その地所の管理者が自生している区域をある程度把握する必要があります。
こうした生物の調査やレッドデータブックの編さんについては、埼玉県は他県とは違い、その全ての業務を特定のNPO法人に委託しておりますので、環境部を通じて情報提供を依頼したところ、自生箇所や画像など県には一切の情報が提供されていない、情報提供を求められたが断られたという驚きの回答でした。
そこでお伺いいたしますが、年間400万円を超える調査業務の委託料を支払っていながら、その調査結果の情報提供を断られるというこの現状について、環境部長の見解を求めます。
A 堀口幸生 環境部長
御質問の中で一部情報を訂正しなくてはいけないところがあり、恐らく私どもの説明が言葉足らずで正しい情報が伝え切れていないのだと思います。
まず、レッドデータブックの調査委託を行っており、3年かけて現地調査などを行っているのは事実ですが、チチブイワザクラの情報に関しては、この委託調査とは直接リンクしておりません。
レッドデータブックに掲載している情報には2種類あり、委託調査で得られた情報と、これだけでは情報が足りないので補完する形で調査に協力いただく個人や団体の方々から任意で無償で寄せられる情報がございます。
こちらの情報には、委託の成果物とは別の系統で入ってきており、お預かりしている以上の情報がないため、それを正直にお伝えしたものでございます。
再Q 新井豪 議員(自民)
再質問をします。
つまりは、業務委託したNPOではなくて、そのまた協力者の情報だから提供できない、また聞きの情報をうのみにして何の確認もせずにレッドデータブックに載せたと、そういう認識でよろしいんですか。
再A 堀口幸生 環境部長
委託調査以外で入ってきた情報に関して全くノーチェックということではございません。
植物に関する生育情報など、かなり専門的になってまいりますので、調査検討委員会や編集委員会で御協力いただいている、植物分野に関する知見を持たれている方々の手でチェックをさせていただき、その上で、これは正しいと審査評価した結果をレッドデータブックに載せており、そういった形での審査、チェックをさせていただいております。
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