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ページ番号:270441
掲載日:2025年7月8日
Q 新井豪 議員(自民)
以前に示された配慮とは、乳幼児期などの記述については書けない箇所は書かなくてよい、写真についてもなければ絵でもよいというものでした。この授業における一番の問題は、こうした記述を書けない、写真がない、たとえそれが一部であったとしても、記述や写真の有無によって家庭に特殊な事情があるということが可視化されてしまうことなんです。つまり、アウティングを強制されてしまうのであります。
子供たちがどんな家庭に生まれようとも、学校に行けば皆同じ環境で平等な教育を受けられることが我が国の学校教育制度の理念の根幹であると思います。しかし、この生い立ちの授業は個別の家庭事情を教材として学校に持ち込ませることになってしまうのであります。
今後は小学校入学以前のことには触れない、家庭のことには触れないということを徹底した授業にするか、埼玉県だけでも生い立ちの授業を一斉に自粛すべきと私は考えますが、教育長の見解をお伺いいたします。
A 日吉亨 教育長
この授業を行う際には、生育歴や家族構成に様々な事情がある家庭があることを前提にした十分な配慮が必要であり、このことを各学校にしっかりと周知していくことが重要と考えております。
そのため、県では、昨年度の通知を改めて見直しまして、全ての子供に具体的にどのような配慮が必要なのかを、分かりやすく整理した上で、市町村教育委員会を通じて、各学校に周知いたします。
学校は学習指導要領に基づき授業することが求められているため、自分自身の生活や成長を振り返る授業は実施するべきものと考えておりますが、
この授業を行う際には、今申し上げましたように生育歴や家族構成に様々な事情がある家庭があることを前提にした十分な配慮が必要でございます。
県教育委員会では、学習指導要領の趣旨に基づく配慮事項について、市町村教育委員会を通じて各学校にしっかりと周知してまいります。
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