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掲載日:2025年7月8日
Q 新井豪 議員(自民)
秩父地域基幹道路整備促進議員連盟によって強く要望している仮称・定峰峠トンネルの整備について調査を行っていただきました。県土整備部で算出した具体的なB/Cの数値も含め、その調査結果と定峰峠トンネル整備の可能性について、県土整備部長にお伺いいたします。
A 吉澤隆 県土整備部長
秩父市と東秩父村の間に位置する定峰峠を越える県道熊谷小川秩父線は、狭あいで急カーブや急勾配が連続しています。
(仮称)定峰峠トンネルの整備につきましては、先ほど議員も仰りました秩父地域基幹道路建設促進議員連盟や定峰峠トンネル開削促進期成同盟会から要望をいただいております。
県では、令和4年度から定峰峠トンネルを整備する場合の費用対効果などの検証を実施し、事業化の可能性を検証してまいりました。
県道熊谷小川秩父線は交通量が少なく、峠を貫く長大なトンネル等の整備には多額の費用を要し、事業化には多くの課題があることがまず確認されました。
特に費用対効果いわゆるB/Cでございますが、こちらが0.5と算出され新規事業化の目安となる1.0を大きく下回る結果となりました。
さらに整備費用が大きいトンネル部について、コスト縮減に向けて、トンネル内を車道のみとした最小幅員での複数のルート案の検討や最新の地図データを活用した高低差の確認などを行いましたけども、費用対効果はいずれも0.7にも満たないという結果でございました。
再Q 新井豪 議員(自民)
再質問いたします。
今のお話で、整備の実現というのは非常に厳しいところにあるということは認識できましたけれども、しかし、さきにも触れたように秩父は高度医療施設がないところでございます。この秩父医療圏においては、もし定峰峠トンネルがあれば、これは命をつなぐトンネルになると私は思っております。こうした人の命につきましては、このB/Cには数値には現れません。
こうした地域住民の命を考えた上での整備の検討はできないのか、再度、県土整備部長に答弁をお願いいたします。
再A 吉澤隆 県土整備部長
現在、道路の事業評価における費用対効果でございますけども、走行時間短縮、走行経費減少、交通事故減少の3つの便益と総事業費の比較を用いて評価しております。
国ではこの事業評価手法について、現在の3つの便益に加え、救急医療の観点などの多様な効果を考慮した便益計算手法を開発・検討しているため、今後、国の動向等を注視してまいります。
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