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掲載日:2025年7月8日
Q 野本怜子 議員(民主フォーラム)
資金調達から助言、実証実験への協力など伴走支援は息の長い取組が必要で、フェーズにより効果的な支援が変わることも踏まえて、以下のような様々な手法を検討していただきたいと思います。
ア、レベニューシェアを見据えた県のリソース提供について。
シードからアーリー段階の企業にとって、ビジネスモデルが確立するまで実証実験が必要なときがあります。そのフェーズで資金援助ではなく埼玉県が場やデータの提供をし、実証実験の成果を県も積極的に発信し、企業の売上げを伸ばす協力をします。その後、利益が見込める段階になったら、成果報酬を分け合うレベニューシェアについての協定を交わすことで、埼玉県にも利益が還元される仕組みです。
レベニューシェアの段階までいかなくとも、資金援助ではない県のリソース提供による支援についてどのようにお考えになるか、産業労働部長にお伺いいたします。
A 野尻一敏 産業労働部長
渋沢MIXでは、スタートアップのイノベーション創出のカギとなるネットワークをリソースとして最大限提供してまいりたいというふうに考えております。
7月25日のオープンに向け、来月上旬からネットワークの会員を募集する予定でありますけれども、まずは第一に、県内外のより多くの企業やスタートアップの参加を促してまいります。
数多くの企業に御参加いただき、それぞれが持つリソースが混ざり合うことで、新たなイノベーションにつなげてまいります。
第二に、このネットワークには、中小企業だけではなく、大企業にも参加いただきたいと考えております。
大企業が課題を提示し、県内中小企業が解決策を持ち寄るなど、大企業と県内企業との協業を促進することで、より大きなビジネスチャンスが生まれるものと考えております。
第三に、イノベーションの主体となる企業やスタートアップだけではなく、支援機関の参加にも大きく期待をしているところでございます。
今年の3月には、渋沢MIXの趣旨に御賛同いただいた県内金融機関等により、10億円を超える投資ファンドを設立していただきました。
また、県内には優れた研究機関や数多くの大学があり、ネットワークに参加いただくことで、研究成果などのシーズを県内企業やスタートアップに提供し、イノベーションにつなげることも可能です。
このように、渋沢MIXでは、多種多様な主体によるネットワークを形成することで、スタートアップの成長に必要なリソースを提供してまいります。
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