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掲載日:2022年5月27日

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安全な登山のために

近年、山での遭難が増加しています。埼玉県の山は低い山が多く、初心者向けだと思われたりしていませんか。

しかし、埼玉県内でも道に迷い、暗くなって崖から滑落したり、沢登りで足を滑らせたりするなどの遭難事故により死傷する事故が発生しています。

山には自然の中ならではの危険も多く存在します。

安全で楽しい山登りのために、登山における事前準備や装備、注意点など「登山者のための基本知識」を紹介します。登山の際の参考にしてください。

登山者のための基本知識

安全な登山のための基本的な知識を紹介します。

以下の情報は、横瀬二子山学習登山コース(県警察山岳救助隊・横瀬町・秩父山岳連盟・武甲岳人会で設置)に設置された学習看板をもとにまとめたものです。

登山開始前

  • 行き先を家族などの事前連絡し、登山届を出しましょう。
  • 地図、コンパス、雨具、照明具などの基本装備をチェックしましょう。
  • 自分の体力と技術にあった登山計画をたてましょう。

時間経過と方位、現在位置の確認

  • 登山の開始時間を記録しましょう。
  • コンパスで北を確認しましょう。
  • 地図上で常に現在位置を確認しましょう。

緊急時の連絡方法

  • 電波が不安定な山々では、電池が早く消耗します。登山中電源を切っておくと、緊急事態が起きたときの電池切れを防ぐことができます。
  • 休憩時に、家族や友人に現在位置をメールしておくと、自己の安全策にもなります。

落石の危険と回避

  • ジグザグの登山道では、下の登山者に石を落とさないよう慎重に登りましょう。
  • 石を落としてしまった登山者は「ら~く」と叫び下の登山者へ警告しましょう。
  • 「ら~く」の声を聞いた登山者は、直近の木の裏に身を隠すなど防護しましょう。

ストックと雨傘

  • 両手を使うような急斜面の岩場では、ストックは収納しましょう。
  • 登山中、傘をさすことはバランスを崩し滑落事故の原因になります。山では雨合羽が基本です。

下山時の注意

登山事故の8割が下山中に発生しています。下りでは靴ひもを強く締め、スリップ転倒しないように歩きましょう。

横瀬二子山学習登山コース
横瀬町二子山学習登山コースの学習看板

これらのことを「遭難しないための山登り安全ガイド」というリーフレットにまとめましたので、こちらも参考にしてください。

遭難しないための山登り安全ガイド(PDF:7,014MB)

登山計画書(登山届)を提出しましよう!

安全登山の第一歩は、登山計画書を提出することです。登山をされる前に、必ず登山計画書(登山届)を提出しましょう。

登山計画書(登山届)は遭難が発生した際に、警察による捜索・救助活動を行う手がかりにするものです。安全に登山するためのものですので、警察だけでなく、家族、職場、地元山岳会等にも提出してください。

※下記の埼玉県警山岳情報ホームページより登山計画書(登山届)が提出できます。

埼玉県警の「登山届の提出」のページ

登山の装備

安全な登山のために、十分な装備をすることがとても重要です。

無雪期日帰りの登山装備のとして、登山装備表(PDF:31KB)を参考にしてください。 

トレイルランニングをする方への注意

 登山道を走ることは禁止されてはおりませんが、他の利用者や自然に配慮することを忘れずにマナーを守って利用しましょう。

トレイルランニングの大会を開催する場合は、「埼玉県立自然公園におけるトレイルランニング大会等の取扱いについて」のページをご覧ください。

関東ふれあいの道での自転車・オートバイ等の使用について

関東ふれあいの道の歩道(山道)は、狭く、急傾斜なところや、見通しがきかない箇所が多く、自転車・オートバイが高速で走行すると、歩行者と衝突するなどの危険性があります。

そのため、関東ふれあいの道の歩道(山道)では、自転車・オートバイでの通行はご遠慮くださいますよう、ご理解ください。

※県道・市町村道と重複する区間(舗装道など)は道路法上の公道ですので、通行できます。

 熊に注意

飯能市や秩父市で熊の目撃情報が寄せられています。クマ・イノシシに注意!のページを参考にしてください。 

 

お問い合わせ

環境部 みどり自然課 自然ふれあい担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第3庁舎2階

ファックス:048-830-4775

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