クマ・イノシシに注意!
埼玉県内では、山間部やその周辺にクマ、イノシシ等が生息しています。
地元住民や観光客等の皆さまにおかれましては、クマ、イノシシ等との遭遇を避けるため、次のことに注意してください。
- 事前に市町村のホームページ等からクマ、イノシシ等の出没情報を入手し、危険な場所には近づかないようにする。
- クマ、イノシシ等が来ないようにするために、残飯、生ごみ、飲み物容器等のゴミは必ず持ち帰る。
- 収穫しない柿、クリなどは放置せずに早めに取り除く。
クマ、イノシシ等の大型動物と遭遇した場合は、安全な場所に避難してから、管轄の警察署又は市町村役場までお知らせください。
もしクマに遭遇したら
「クマに注意!!」チラシ(PDF:169KB)
埼玉県におけるクマの出没状況
- 掲載の出没事案は、人身被害発生事案を除き、目撃に基づくものであり、カモシカやイノシシなど他の動物との見間違いも一部含まれる可能性があります。
遠くにクマがいることに気がついた場合
- 落ち着いて静かにその場を立ち去ってください。
- 大声や急な動きは、クマを刺激するおそれがあるためやめましょう。
- 鈴や笛、ラジオ等の音を鳴らし、自分達の存在を気付かせる。
近くにクマがいることに気がついた場合
- 落ち着いてクマとの距離をとるようにしてください。
- クマは逃走する対象を追いかける傾向があるので、背中を見せて逃げ出すことは避け、クマを見ながらゆっくり後退してください。
至近距離で突発的に遭遇した場合(クマに襲われた場合)
- クマの攻撃的行動は、上腕で払いのける、つかみかかる、抱え込む、噛み付くなどです。
- クマの攻撃対象は、顔面や頭部が多いので、両腕で顔面や頭部などを覆い直ちに伏せるなど、重大な傷害や致命的ダメージを最小限にとどめることが重要です。
- 山林作業従事者などクマの生息地に頻繁に入る方は、クマスプレーを常に携帯し、正しく使用できるように訓練しておくことも大切です。
なお、詳細については次のリンクを御覧ください。
- 山の中や暗い場所ではカモシカをクマと見間違えることがあります。
- カモシカは県内の秩父地域や飯能市を中心に生息しています。
- カモシカの体毛は黒っぽく、全長は1~1.2メートルです。
埼玉県におけるイノシシの出没等の状況
- 埼玉県では、主に東部、西部、北部、秩父地域でイノシシの出没が確認されています。
- 令和6年9月2日、小鹿野町下小鹿野でイノシシに噛まれる人身被害が発生しています。
イノシシを刺激しない
- イノシシと出会ったときに、大声を出したり、犬をけしかけたり、物を投げたり、棒で追い立てたりすると、イノシシが興奮して人を襲ってくる可能性もあるのでやめましょう。
- イノシシが興奮すると、牙を鳴らして音を出す、毛を逆立てる、地面をひっかく等の動作をします。
- イノシシがケガをしているときや迷って住宅地等に入り込んだときには、興奮している可能性が高いので、そのようなイノシシを見つけたら速やかに安全な場所(ブロック塀の裏や家の中などイノシシから見えない所)へ避難してください。
落ち着いて、速やかにその場から立ち去る
- 普通の状態(人を気にしないでゆっくりと歩いている、餌を食べているなど)のイノシシと出会ったら、慌てて走りだしたりせずに、落ち着いて、速やかにその場から立ち去ってください。もし、相手がこちらを見ていたら目をそらさずに後ずさりしながらその場を立ち去ります。
- イノシシは、時速45~50kmで走ることができ、人間が走って逃げることは不可能です。
また、人間が急に走り出すとイノシシを刺激する可能性もあります。
イノシシは、興奮すると人間に向かって突進してくることがあるため、そっと立ち去ってください。
- イノシシの進路(通り道)はふさがないでください。
- 特に、犬を連れているときは危険です。イノシシは犬と飼い主を敵と判断し、攻撃してくる可能性があります。リードを手放して犬と分かれて避難してください。
見えない所に避難
- 遠くでイノシシを見つけたときは、そのままイノシシから見えない所に避難してください。
- 小さな子供のイノシシでも、近くに母イノシシがいる可能性があるので近づかないでください。