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掲載日:2025年12月11日
11月25日(火曜日)、先の大戦により、沖縄県や南方諸地域で戦没された本県関係者2万8千余柱をまつる沖縄「埼玉の塔」の前での追悼式に白土幸仁議長と埼玉県議会英霊にこたえる議員連盟が出席しました。
白土議長と小島信昭議連会長は、県議会を代表して、全ての戦没者の冥福を祈念する追悼の言葉を捧げました。
令和7年11月25日(火曜日)13時30分~
沖縄県糸満市摩文仁「埼玉の塔」前
白土 幸仁 県議会議長
大野 元裕 知事(埼玉の塔管理委員会 名誉会長)
埼玉県議会英霊にこたえる議員連盟(会長 小島 信昭 県議会議員)会員議員
江田 肇 一般財団法人埼玉県遺族連合会 会長(埼玉の塔管理委員会 会長)
本日ここに、御遺族の皆様の御参列のもと、沖縄「埼玉の塔」追悼式が執り行われるにあたり、県議会を代表し、戦没者の御霊に謹んで追悼の言葉を捧げます。
先の大戦では、本県2万8千余の方々が、祖国のため、そして愛する家族を守るため、我が身を顧みず戦地に赴き、ここ沖縄の地で、あるいは、故郷を遠く離れた南方の島々で、その尊い命を捧げられました。
戦争の犠牲は、言葉では言い尽くせないほど深く、そして甚大であり、御家族の無事をひたすら願いながら亡くなられた方々の無念さに思いを馳せますと、万感胸に迫り、哀悼の念が尽きることはありません。
また、かけがえのない御家族を失われた悲しみを抱えながら、幾多の試練に耐え抜いてこられた御遺族の皆様の御心情は、計り知れないものがあります。
今年は終戦から80年を迎えました。日本では戦争を体験していない世代の子や孫たちが、社会をけん引する大きな力となり、平和な日常が当たり前のように続いております。日本は世界に誇る豊かさと平和を享受する国家に成長し、埼玉も、豊かな自然と多種多様な産業が共存する県として、今なお発展を続けております。
しかしながら、世界に目を向けますと、各地で紛争が後を絶たず、今この瞬間も多くの方々が犠牲となっています。国際情勢が不安定化する中で、私たちは平和の尊さを改めて認識する必要があります。
歳月がいかに流れても、悲惨な戦争から学んだ教訓を風化させることなく、平和の尊さを後世に伝え、恒久平和の実現のため不断の努力を重ねることは、今を生きる私たちに課せられた重大な責務であります。
私も10月に行われました埼玉県戦没者追悼式に参列し、そして本日、沖縄戦終焉の地であるここ摩文仁の丘を訪れ、改めてその思いを強くしたところでございます。
戦没者の方々の祖国発展への想いを深く心に刻み、戦争の惨禍を二度と繰り返すことのないよう、そしてより豊かで、より活力のある埼玉県をつくり、平和な日常を次の世代に引き継いでいけるよう、県議会として全力を尽くすことを、ここにお誓い申し上げます。
結びに、全ての御霊の御冥福をお祈り申し上げるとともに、御遺族の皆様の御平安を心より祈念申し上げ、追悼の言葉といたします。

追悼の言葉を述べる白土議長

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