トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和8年6月定例会 > 令和8年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 6月24日(水曜日) > 細川威(民主フォーラム) > 令和8年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(細川威議員)

ここから本文です。
ページ番号:284893
掲載日:2026年7月10日
Q 細川威 議員(民主フォーラム)
国は中学生の休日部活動について地域全体で子供の活動を支える部活動の地域展開を進めています。この背景には、少子化による部活動維持の困難さや教員の働き方改革があります。埼玉県においても、第2期埼玉県地域クラブ活動推進計画を策定し、市町村と連携しながら取組を進めています。また、越谷市においても推進計画の策定やモデル事業が始まるなど、地域展開に向けた動きが本格化しています。
一方で、現場からは様々な課題が聞こえてきます。地域指導者の確保、安全管理、保護者の対応、移動手段や費用負担に加え、文化部の対応など、解決すべき課題は少なくありません。また、人口規模や財政力、地域人材の状況によって、市町村ごとに取組の進捗や環境にも差が生じています。
さらに、この改革は当初、教員の働き方改革を大きな契機として始まりました。しかし、現在では子供の活動機会の確保や地域スポーツ、文化芸術の振興、地域コミュニティの形成など、求められる役割が大きく広がっています。その一方で、現場では多くの課題を抱えながら取組を進めているのが実情です。
そこで伺います。
部活動の地域展開を生徒にとって充実したものにしていくためには、県として今後、市町村に対してどのような方向性を示していくお考えなのか、教育長にお伺いいたします。
A 石川薫 教育長
議員御指摘のとおり、部活動の地域展開については、関係者間の連携体制や運営費用の確保等の違いにより、市町村の進捗状況に差が生じていると認識しております。
そこで、県では、令和8年度から、市町村と関係団体及び人材をつなぐコーディネーター等の派遣を開始し、関係者が集うネットワーク会議を新たに設けるなど、好事例の共有や関係者間の連携体制の構築を図ることといたしました。
また、運営費用の確保に向け、恒常的な財政支援を行うよう引き続き国に要望するとともに、国の補助事業に多くの市町村が参加できるよう支援し、県としても必要な予算の確保に努めてまいります。
今後の方向性については、令和7年度末に策定した「第2期埼玉県地域クラブ活動推進計画」において、令和10年度末までに、1以上の学校部活動の地域展開を実施する市町村数を、62とする指標を立てました。
今後とも、市町村の実情に応じたきめ細かな支援を行うことで、学校部活動の地域展開が円滑に進むよう、取り組んでまいります。
再Q 細川威 議員(民主フォーラム)
今、市町村で困っているのはお金でございます。部活動の地域展開を進めるには、指導者の確保、育成、安全管理、移動の手段の確保など、多くの経費が必要になります。しかし、現場からは制度の理念は示されているものの、それを支える予算が不足しているという声が上がっています。また、市町村ごとの財政力や地域人材の差によって、地域格差の拡大もまた懸念されています。
そこで伺います。
地域展開を持続可能な制度として進めていくために、県として今後どのような財政支援をしていくお考えなのか、教育長にお伺いします。
再A 石川薫 教育長
議員お話しのとおり、各市町村が地域展開を進めるに当たり、指導者の確保や生徒の移動手段の確保などに係る費用負担が大きな課題になっているものと認識しております。
県では、国の補助事業を活用して地域展開に取り組む市町村に対して、一定の割合で補助をしております。
この補助事業には、指導者の謝金や生徒の移動手段の確保、経済的困窮世帯への支援などがございます。
この補助事業に多くの市町村が参加し、持続可能な形で進めていけるよう、引き続き、県としても必要な予算の確保に努めるとともに、恒常的な財政支援を行うよう国に要望してまいります。
また、県内では、地域クラブ活動の運営・実施における企業からの協賛金の提供や企業版ふるさと納税の活用を行っている事例もございます。
このような運営費用の確保に向けた好事例を県内に展開するとともに、各市町村の課題に応じて個別に助言するなどして、市町村を伴走支援してまいります。