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掲載日:2021年4月24日

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新型コロナウイルス対策本部会議後の知事発言内容(4月24日)(テキスト版)

 

知事

お疲れ様でございます。
本日、埼玉県の新型感染症専門家会合に引き続きまして、本部会議を開催をさせていただきました。そのことに関しまして、皆様にお知らせをさせていただきます。昨日のことですけれども、ご存知の通り、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に緊急事態宣言が発令をされました。ゴールデンウィークを控え、都内の百貨店など、大型商業施設や、酒類を提供する飲食店等に対し、休業要請等がなされることとなりました。東京から埼玉への想像を超える人の流れが発生をする恐れもあります。そういったこともあり、本日の本部会議では、専門家のご意見を踏まえて、人の流れを抑制し、感染爆発の芽を摘むため、まん延防止等重点措置の措置区域を拡大するとともに、飲食店等での酒類の提供自粛を要請をさせていただくことになりました。この考え方についてまず申し上げます。
まずは、3つの現状認識から、我々は、今回措置に踏み切る必要があると考えました。一つ目は、変異株の影響であります。まだ未知の部分はありますが、埼玉県においては、ほぼ毎週のように、変異株の陽性率が倍加してきています。また、英国の変異株がまん延をしているとされる地域では、急速な新規陽性者の拡大が見られています。現時点で、埼玉県では、他の地域ほど、スピードが上がってきてないことは事実ながら、この時点で、緊急事態宣言を発令をした、東京や大阪と、同様の措置を講じる必要性があると考えました。
2番目は、東京の影響であります。東京で、極めて厳しい緊急事態宣言に伴う措置が出されたことに伴い、埼玉県にも当然のごとく影響がございます。人が流れ込む、あるいは、買い物、観光、こういったところで、このゴールデンウィークでしっかりと、短期間を想定して出された緊急事態宣言の間に封じ込めることが必要と考えました。
そして3つ目には、来たるゴールデンウィークであります。長期にわたる休日の後には、休暇の後には、ほぼこれまで確実に残念ながら、新規陽性者が拡大をしました。ゴールデンウィークを契機とし、しっかりと取り組まなければ、再び新規陽性者の爆発が起こる。この3つの現状認識から、我々としては、まん延防止等重点措置をステージ2のレベルでかけることにした判断も同じではありますが、今回についても、緊急事態措置に準ずるような対応と、より厳しい人の流れの抑制を求める。これを、先手先手を打って行うことといたしました。その具体的な措置を行うにあたっては、3つの観点を大切にいたしました。
一つ目は、人の流れを止めることであります。後程、具体的にお話をいたしますが、東京に近い、近接する地域、あるいは鉄道路線、こういったものを想定をしたのがまさにこの人の流れを止めるといったところの象徴であります。
二つ目には、飲食店等、これまで専門家たちが、新規陽性者を生み出す感染経路となってきたとされるところに対し、重点的な措置を講じることといたしました。
そして三つ目には、ゴールデンウィークでありますけれども、先ほど申し上げた通り、休日を新規陽性の拡大の場とするのではなく、休日になると通勤や通学の方が少なくなります。この機会にしっかりと封じ込めを行うとともに、今後のテレワーク等をさらに促進をするための準備の期間と位置付ける、この3つの観点から、今回、措置を講じることといたしました。パネルをご覧ください。
まず、まん延防止等重点措置の、講じるべき区域でありますけれども、これまでのさいたま市並びに川口市に加え、新たに、川越市、所沢市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市の12市に加え、三芳町、計13市町に対し、周知期間を取った上で、4月28日、水曜日から適用をさせていただき、5月11日までの想定とさせていただいています。次のパネルをお願いします。
新たな措置区域15市町となりますけれども、4月28日から5月11日までとなります。なお、先行するさいたま市及び川口市は4月20日からとなりますが、この図で見ていただいてもわかる通り、東京に、隣接をし、なおかつ人の流れが多く、また、鉄道等の路線を勘案した地域とさせていただきました。次のパネルをお願いします。
引き続き、日中を含めた、不要不急の外出の自粛、移動の自粛をお願いをさせていただき、また感染防止対策が徹底されていないお店については、利用をしないよう、利用の自粛をお願いをいたします。また、路上での路上飲みが多く目立つようになって参りました。埼玉県の各公園等は、全てこの期間、飲食禁止とさせていただいておりますけれども、路上、公園などでの飲酒や飲食は控えていただきたいと思います。さらに、カラオケ設備のある、飲食店では、その利用について自粛をお願いをいたします。
次に、県民の皆様に改めてのお願いですが、重点措置期間中、措置区域内では、午後8時以降、措置区域以外では、9時以降には飲食店を利用しないでいただきたい。また、県境をまたぐ移動は自粛をしていただきたいと思いますが、特に東京都をはじめとする緊急事態宣言が出されている措置区域との往来、あるいは大型連休の時期に、感染拡大地域との往来については、控えていただくよう強く要請をさせていただきます。5枚目のパネルをお願いします。
次に、措置区域内の事業所に対するお願いとなりますけれども、措置区域内の事業所の皆様には、営業時間の短縮等、昼間も含めて酒類の提供自粛を要請をいたします。先ほど早めの措置と申し上げましたが、そもそもまん延防止等重点措置においては、酒類の提供の制限は想定されておりませんでしたが、千葉並びに神奈川とともに国に対し、要請を行い、基本的対処方針に加えていただいて準備をした上で、この要請とさせていただくこととなりました。日にちにつきましては、4月28日から5月11日ですが、対象業種は、居酒屋等を含む飲食店、そして、喫茶店、バーなどとしております。営業時間については、午前5時から午後8時まででありますが、先ほど申し上げた通り、終日酒の提供については、自粛していただくようお願いをいたします。
また、次のパネルですが、カラオケ施設のある飲食店では、カラオケ設備の使用の自粛、あるいは手指消毒の徹底、マスク着用の徹底をお願いするとともに、マスクを着用していない利用客については、入店を拒否していただきたいと思います。次に、措置区域以外の事業者の皆様へのお願いであります。措置区域以外の皆様には、5月11日までの間、引き続き午後9時までの営業とさせていただき、酒類の提供は、4月28日以降には1人飲み、あるいは、同居家族のグループを除き、終日提供を自粛をお願いいたします。次のパネルをお願いします。
その他の要請といたしまして、措置区域、措置区域外にかかわらず、テレワークの徹底、在宅勤務、時差出勤に加え、従業員への基本的な感染防止策の徹底や会食自粛等の呼びかけをお願いをいたします。特に、東京都など、緊急事態措置区域等への出勤や出張を控えるなど、出勤者数等の削減をお願いをしたく、このゴールデンウィークの期間を利用して、ぜひ、テレワークを含む具体的な対策をお願いをいたします。次のパネルをお願いします。
イベントにつきましては、人数上限を5,000人以下、収容率をクラシックコンサート等、大声での歓声や声援がないイベントでは100%以内でありますが、あるイベントについては、50%以内とし、入場上限と収容率のいずれか小さいほうが上限となります。営業時間は午後8時まで、措置区域外では9時までとなりますが、いずれにいたしましても、これらの劇場等でも、酒類の提供は、措置区域の内外を問わず、自粛をお願いをいたします。また劇場や映画館、遊興施設についても同様の措置をお願いをいたします。次のパネルをお願いします。
県主催のイベント行事につきましては、原則として中止、延期、もしくは規模の縮小となります。屋内の県有施設につきましては、営業時間の短縮、人数上限等の要請を遵守し、万全の感染防止対策を講じるとともに、それをお貸しをした、例えば主催者にも徹底をさせることといたします。また、県営公園においては、必ず、マスクを着用をいただき、水分補給の場合を除き、飲食の自粛をお願いいたします。これらについては、看板等で周知するとともに、見回りを行い、必要な場合には、働きかけを行わさせていただきます。
次に、ゴールデンウィーク期間における協力のお願いとなります。これまでの傾向として、先ほど申し上げた通り、大型の休暇の後には、新規感染者数が残念ながら増加をして参りました。日中を含む、不要不急の外出や移動は、特に期間中控えていただきたいと思います。帰省や旅行などもぜひ考え直していただきたいと思います。どうしても帰省をする必要がある場合には、感染リスクの高い場所には近寄らず、感染の拡大に繋がらないようにしていただくとともに、高齢者とお会いになる時には家でもマスクを着用してください。家で過ごすことは、単なる、感染症からの避難にとどまりません。新型コロナウイルス感染症は、人と人が会うことによって拡大をします。家にいることが感染症を拡大させない、いわば感染症に対する攻撃、対策にもなります。ぜひこのゴールデンウィークの期間を利用をして、家にいていただいていただくことが、皆様とともにこの新型感染症を抑えていく、ひいては皆様の愛する方、ご家族の命を守ると同時に、経済活動を再開をさせ、事業者の皆様にも、再度可能な限り、近いうちに、営業活動等を再開していただく。そして、お客様を守るためにも繋がりますので、ぜひお願いを申し上げ、飲む時には宅飲みで、家で過ごすことをお願いをいたします。次のパネルをお願いします。
またイベントや集客施設、伝統行事については、措置区域内では開催の自粛、開催方法の変更や延期など、措置区域外であっても密にならないよう、入場制限等の整理を行っていただくなど、感染防止対策を徹底していただきたいと思います。また、大規模な小売店、あるいは商業施設については、催物やバーゲンセールについては延期、もしくは、自粛をしてください。また、ご来場いただく方、お客様については、入口での入場制限や、入場整理等を徹底し、感染防止に努めていただきたいと思います。このような形で、お客様を守ることによって、さらに厳しいステップに行かないように、ご協力をお願いをいたします。
私は、このゴールデンウィークは正念場であると認識をしています。この長期の休みの後、大きく感染者が拡大をし、さらなる厳しい措置に移行する時には、これまでの緊急事態宣言よりも厳しい中身、措置を想定せざるをえません。他方で、このゴールデンウィークを活用していただいて、家にいることで共に戦っていただき、あるいは事業者の皆様にはご協力をいただくことによって、感染拡大を防止することができるのであれば、次の新しいステップが開けると思います。ご家族や愛する方の命を守る取り組みに、ぜひとも引き続き、ご理解とご協力をお願いをさせていただき、事業者の皆様には、私の前にも出ていますけれども、26日以降には、この安心宣言プラスの取り組みを行わさせていただいて、命を守るための取り組みにご協力をいただく事業者、そして店舗となっていただけるようにお願いを申し上げて、私からの最初のご説明とさせていただきたいと思いますが、学校の対応について、教育長よりご説明をさせていただきます。

教育長

それでは、県立学校における部活動の対応について、ご説明をさせていただきます。
県内の高校において、ここのところ、部活動でのクラスターが発生している状況を踏まえまして、また、変異株については、子供も含めて、感染リスクがより高くなっていることを考慮いたしまして、部活動のあり方について取り組みを強化することといたしました。まず資料左側の1、概要にあります通り、県立学校の部活動については、感染防止対策のさらなる徹底を図るため、活動を一部制限することといたします。期間は、4月28日から5月11日までの14日間といたします。具体的には、右側の2にあります通り、活動日数を期間の14日間の半分、7日以内、1日の活動時間は2時間程度といたします。なお、現在関東大会等の県予選会が始まっておりますけれども、試合の2週間前からは、怪我の防止の観点から、県のガイドラインに沿った活動を例外的に認めることといたします。練習試合等の校外活動については原則禁止、合宿も禁止といたします。また、3の活動の条件として、飛沫感染の可能性が高い活動は、原則として行わないことといたします。具体的には、4の活動の工夫例にございます通り、例えばまる1の空手、剣道、柔道などの対人種目では、素振りや体さばきの練習など、対人稽古を伴わない練習とするなど、接触をできるだけ減らす活動として、感染防止の徹底を図って参ります。さらに、資料にはございませんけれども、部室での3密の回避や、寄り道をせずに、速やかに帰宅することなどについても、今後も継続的に指導して参ります。なお、中学校についてでございますが、各市町村教育委員会に対して、県立学校の取り組みをお知らせし、それぞれの地域の感染状況等を踏まえて、ご対応いただくようお願いをしてまいります。
教育からは以上でございます。

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ファックス:048-830-8129

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