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掲載日:2023年5月9日

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定例記者会見の知事発言内容(5月9日)(テキスト版)※抜粋

お疲れ様でございます。私の方からまず何点かご報告をさせていただきたいと思います。

まずは、「子育てファミリー応援事業について」であります。埼玉県では、核家族世帯の割合が全国でも高くなっており、子育て中のご家庭は自分の親からのサポートを受けることがなかなか難しいという状況になっております。さらには、コミュニティの希薄化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な交流の機会が減少をしたことなどによって、子育てにおいては、これまで以上に孤立感や不安感を感じているご家庭が増加していることが想定をされます。こういった状況の中、「子育てファミリー応援事業」として、県と市町村が連携をして「埼玉県に生まれてきてくれてありがとう」、この思いを込めてベビーギフトをお送りするものであります。ちなみにこのベビーギフトですが、愛称は「コバトンベビーギフト」、そのまんまであります。当該事業を通じて、市町村と子育て世帯が確実に繋がり、孤立した子育てや、或いはワンオペ育児を防止し、育児の負担を少しでも軽減していただければ、この思いで始めるものであります。

具体的な事業内容でありますけれども、子育て支援は県だけではもちろんできません。県と市町村が一体となって進めていくことが重要であることから、市町村が実施をする子育て支援事業に、市町村が一緒に加わっていただける場合には市町村が行っている事業に対して県が上乗せをして、ベビーギフトとして贈呈をさせていただくものであり、その中身は赤ちゃんの用品等であります。この対象となる方々ですけれども、まずはこの事業に参加をしていただく、県と市町村とが協力するということを市町村の方で合意をいただいた市町村にお住まいの方であり、令和5年4月1日から令和6年3月31日の間に生まれたお子様がいるご家庭であり、お子様が1歳になられる誕生日の前の日までに申請をすることができるというものであります。

次に、申請書とベビーギフトの配付方法でありますけれども、申請書を兼ねたチラシがあるんですが、これを棚などに置いておくのではなく、市町村の職員が、窓口を訪れた当該の方に対しお配りをする、或いは訪問をした時にお渡しをすることによって、対象となるご家庭に直接手渡しができるようにし、合わせて、この事業について丁寧な説明を行うというものであります。このベビーギフトそのもの、これ今申請書の話しましたが、ベビーギフトの方については、市町村の職員が手渡すか、或いは委託の事業者である「パルシステム」から配送によって配付を行うことといたしております。ちなみにこのパルシステムは、多くの市町村と既に協定を締結、「見守り」等の締結をしており、これまでも商品お届け時の異変の気づきや住民の人命救助など多くの実績を積み重ねてきているため、万が一お子様がいる家庭に行った時に、緊急時になった際にも適切な対応が期待できるものであります。また、この事業は、申請をいただいたご家庭にベビーギフトを送付するという仕組みになっているため、市町村が申請を行っていないご家庭がある場合には、これを把握できる、こういったものでもあります。申請を行っていないご家庭については、社会とのつながりが希薄になっている可能性があるため、各市町村がこれをフォローアップし、その後に生活状況の確認を行うなどの「見守り」を実施することとしています。次に、本事業への参加状況ですけれども、現時点で39の市町村が参加をしており、今後補正予算を組むなどして、新たに7つの市町が参加する予定です。特徴をもう1回申し上げますけれども、直接申請書を手渡し、そしてベビーギフトも直接もしくは見守りが期待ができる事業者が持っていき、そして、万が一申請がない場合には、市町村がこれを把握をし、そのご家庭に、例えば伺うなどのフォローアップを行う。こういった、まさに繋がりを作るためのシステムでもあるということであります。次のページいきます。現時点で、ベビーギフトが受け取れるのは、この地図に黄色に示してある市町村にお住まいの方であります。市町村と支援を必要とするご家庭を確実につなぎ、孤立した子育てやワンオペ育児を防止できるよう引き続き、これ以外の市町村に対しても働きかけを強めて参ります。次に、ベビーギフトの申請の受付ですが、明日5月10日水曜日午前9時より開始をいたします。申請の手順でありますけれども、まずは、先程ご説明したとおり、申請書をお住まいの市町村、申請書を兼ねたチラシを市町村から受け取ってください。次に、この申請書に記載されている二次元コードを、スマートフォンなどで読み取っていただき、そこから「申請受付サイト」にアクセスをしていただきます。そして、お名前や住所など必要事項などを記入し、ご希望のベビーギフトを選択をしていただきたいと思います。ちなみに、私の横に一部このように示してございますが、このコバトンベビーギフトという箱の中に、これは一例ですけれども、様々な赤ちゃんが必要とするであろう、ご家庭が必要とするであろう品目がありますけれども、これはいくつか選択ができます。例えば、お尻ふきや食器など、赤ちゃんが必要な主な日用品、この「赤ちゃん用品セット」や、或いは親子で使える「スキンケアセット」、さらには離乳食をはじめとし、体にやさしい「食品セット」などの複数のメニューを用意しており、各ご家庭のニーズに合わせて選ぶことができます。また、県産の木製玩具、県産材を利用した木製玩具も用意しておりますので、ぜひこの機会にお申込みをいただき、県産木材の素晴らしさもご確認をいただきたいと思います。このほか、パルシステムの扱う商品から、これ以外に自由に選択できるメニューを用意しておりますので、詳しくは専用サイトをご覧いただきたいと思います。引き続き、全ての子育て家庭が地域で安心して育児ができるよう、市町村と協働しながら、切れ目のない支援を行っていきたいと思います。

そして、次には新型コロナウイルスの関連でありますが、まずワクチン接種です。昨日5月8日で、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類となりました。しかしながら、ウイルスがなくなったわけではありません。新規陽性者につきましても、4月に入ってからは少しずつ増加傾向にあります。昨日からは、ワクチンについて「令和5年春開始接種」がスタートをしたところであり、感染予防及び重症化予防のため、対象となる方につきましては、ワクチン接種をご検討をいただきたいと思います。この「春接種」でありますけれども、どういったものかというとですね、いわゆるオミクロン株対応ワクチンの追加の接種であります。春から行えるのは、12歳以上の方については、65歳以上の高齢者、もしくは基礎疾患のある方、或いは医療介護従事者等が、この春から5月8日から接種することができます。そして、5歳から11歳の方については、基礎疾患のある方であります。それ以外の方々はお待ちをいただきたいんですが、オミクロン株対応ワクチンを未接種の方については、5歳から11歳の方について接種可能、或いはまだ1度も従来型ワクチンを打ったことがない、こういった方については生後6ヶ月以上全ての方が対象となります。そして、こちらの上記以外の方、12歳以上の多分多くの方が12歳以上の方の中ではここに入るかもしれませんが、この方々については、9月以降に接種を予定をしております。現時点では少なくとも、これらの新型コロナワクチンの接種、どれもそうですが、どの接種も引き続き無料となっております。対象者となる方は、お住まいの市町村から接種券が送付をされることになります。或いは、対象とならない方でも、接種券が送付されて、そのあと、各市町村にこれを照会いただくということやり方をとっている市町村もありますので、まず市町村からの接種券をお待ちをいただきたいと思っていますが、ぜひご検討をいただきたいと思います。

次に、県が行うワクチンの接種促進策としての「ワクチンバスによる高齢者施設等への出張接種」であります。県では、先ほど申し上げた「春開始接種」に合わせて、ワクチン接種の実施主体、これは市町村なんですが、これを補完するために、機動性があるバスに医師や看護師を乗車させて出張接種を行う、いわゆるワクチンバスを高齢者施設や障害者施設に出動させることといたしました。対象は、県内の高齢者施設や、或いは障害者施設の入所者の方及び当該施設の従業員の方であります。使用ワクチンは、モデルナ社のオミクロン株対応ワクチンとなっております。この、ワクチンバス、5月20日以降、出動を予定をしております。申し込み方法は、県のホームページから施設単位で申請をいただくことになりますので、もし必要な施設がありましたら積極的にお申し込みをいただきたいと思います。

私からは以上ですので、幹事社さんよろしくお願いをいたします。

 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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