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掲載日:2026年7月10日
Q 林薫 議員(自民)
次に、山火事への備え、林野火災の未然防止策と発生した際の対策について御質問します。
昨年2月の岩手県大船渡市、そして今年4月の大槌町と、気候変動の影響もあるのかもしれませんが、東北地方で大規模な林野火災が相次いで発生しております。大船渡市の林野火災では、焼損面積が3,000ヘクタールを超え、鎮火までに41日間を要するなど、甚大な被害が生じました。
本県におきましても、今年2月に秩父市浦山で焼損面積が100ヘクタールを超える林野火災が発生し、埼玉県内では平成以降最大規模の林野火災となりました。苛酷な消火活動に当たられた地元秩父市の消防本部、消防団の皆様、また応援に駆けつけた県内全ての消防本部の皆様、県、警察、自衛隊など、関係機関の皆様に心から感謝と敬意を申し上げます。
一たび火災が発生すれば、貴重な森林資源や財産が失われるだけではなく、地域の環境に深刻な影響を及ぼし、復旧には膨大な時間と労力が必要となります。林野火災は、特に冬から春にかけて発生している傾向が見られ、令和6年には県内で9件発生したとお聞きしております。このような状況にあって、まずは、林野火災を起こさないようにすることが重要と考えます。
そこで、(1)未然防止策について。
本県において林野火災の未然防止についてどのような取組をされているのか、危機管理防災部長に伺います。
A 武澤安彦 危機管理防災部長
林野火災は、その多くがたき火の不始末など、人為的な原因によるもので、林野火災を防ぐためには、こうした行為への対策を充実・強化していくことが重要です。
このため、乾燥や強風により林野火災のおそれが高いときに、屋外での火の使用等の注意喚起や制限を行う林野火災注意報や警報が令和7年に創設されました。
県では対象となる消防本部に火災予防条例を改正するよう助言を行い、林野火災注意報・警報の的確な運用を通じて、火災予防の徹底を促しております。
また、啓発活動も重要であることから、これまで、県公式SNSや広報誌に加え、本年2月には知事から記者会見で県民の皆様へ注意喚起を行うなど、多くの方の目に留まるような様々な媒体で周知を行ってまいりました。
さらに、現地における呼びかけとして、農林部と連携し、鉄道の駅や登山口でのポスター掲示、森林管理道での注意看板の設置なども行っております。
今後も、山間地域に関わるすべての人が当事者であるという認識のもと、林野火災の未然防止に努めてまいります。