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掲載日:2026年7月9日
Q 橋本健人 議員(自民)
人口減少社会や人材獲得競争の激化は、先ほど申し上げましたが、そのような中、行政においても多様な経験や専門性を持つ人財を確保することが重要です。特に、AIの活用や官民連携による地域活性化など、従来の行政経験だけでは対応が難しい課題が増えています。
しかし、埼玉県には民間企業等で管理職や専門職として活躍している人財について、その能力や実績に見合った待遇で常勤職員として迎え入れる仕組みがありません。また、カムバック採用選考制度が創設されましたが、県庁を離れて新たな環境で経験を積んでより大きな責任を担う立場になったとしても、県庁に戻れば退職時と同等の職位で再スタートする仕組みとなっています。
民間では転職や再就職によるキャリアアップが一般的となる中、埼玉県においても外部で得た経験や専門性を適切に評価して登用する視点が必要だと考えます。民間企業等のハイレベル人材を相応の待遇で迎え入れる採用制度の創設や、カムバック採用選考における登用の見直しについて、知事の御所見をお伺いします。
A 大野元裕 知事
行政課題が高度化・複雑化する中、専門性を持つ人材の活用は重要であります。
専門人材を採用するためには、技術の進歩に対応する必要性や、長期にわたりその専門性を活用した適切な人事管理が可能であるか等の課題もあることから、工夫しながら人材を確保しております。
そのため、例えば大規模災害等の対応に豊富な経験を活用するため、県の危機管理の中枢となる指導役を任期付職員の制度により課長級で採用したり、デジタル分野においては、職員のスキルアップを進めるとともに外部の専門人材の知見を活用するなどしています。
他方、カムバック採用選考については、本県在職時や退職後に培った知識・経験を県政に活用いただくことを目的とした制度であり、議員お話しのとおり、現在では原則として退職時と同等の職位での採用となります。
本県退職後に得た知識や経験は重要なものであります。
一方で、県の上位職としての能力に関する評価や、県で継続して勤務している職員との昇任バランスなど、慎重に検討すべき課題もあると考えます。
雇用の流動化が進む中で、専門性や広い経験を持つ人材の必要性は高まっていくことから、そうした人材を確保する手法についても、従来の考えにとらわれるべきではないと私も考えております。
橋本議員がカムバック採用されるかどうかというのは分かりませんけれども、その際までにはですね、しっかりと皆様の希望に応えられるよう、常に研究をしてまいりたいと思います。
再Q 橋本健人 議員(自民)
私のカムバックまで御言及いただきまして、大変ありがとうございます。
私は、まずこの県議会議員としての取組をしっかりと前に進めていきたいと思っておりますが、埼玉県で複雑化する行政課題に向けて様々な高度人材を採用していくということは非常に重要だと考えています。
この点ですね、さらに前向きに取り組まれるということだと思いますが、県庁でこういった人財を見極める力というのを培っていくということも大切だと考えています。見極める力について今後の方針など知事の御所見を再度お伺いいたします。
再質問させていただきます。
再A 大野元裕 知事
優れた知識・経験を有する人材にお越しいただくというのは非常に重要だと思います。県は、これから大きな変革期を迎える中、多様な人材や知識・経験、これが必要になると私も考えております。
他方で、なかなかその人材を見極めるというのは難しいことだと考えておりますし、また、県にない能力を県の職員が評価するというのは、更に難しいことだと思っています。
そこで、私といたしましては、例えば、県に必要なニーズに合うかどうか、こういったことをしっかりと見極めることが、まず必要であると考えております。
さらには、採用した後に特殊な能力や技術というものは極めて短い間に陳腐化するといった傾向もあることから、中長期的な観点に立って、いかなる人材が必要かというところに当てはめていくというのは、やはり最も重要なことではないかというふうに考えておりますので、人事課共々ですね、これまでの経験やルールに必ずしもとらわれることなく、必要な人材を必要な場所に採用することができるよう柔軟に検討することが必要と考え、先ほどもその意味で研究を続けていきたいと申し上げたつもりでございます。