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掲載日:2025年12月24日

令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小久保憲一議員)

児童自立支援施設「埼玉学園」について-交替制を含めた運営全体の見直しについて

Q 小久保憲一 議員(自民)

児童が安心して暮らせ、夫妻の負担を軽減できる持続可能な運営に向けて、全国的な交替制を含めどう進めていくのか、知事に伺います。

A 大野元裕 知事

埼玉学園の寮の運営につきましては、令和2年度から3年度にかけて、外部有識者等を含めた「児童自立支援施設埼玉学園の在り方検討委員会」におきまして検討を行っております。
令和3年6月にまとめられた報告書では、夫婦制のメリットとして、家庭的な雰囲気の下に指導・援助できることや保護者との信頼関係を確保しやすいこと、デメリットとして、夫婦を共に職員としなければならず、人材確保の困難性があることが指摘されています。
また、交替制のメリットとして、個々の職員による指導・援助の偏りを防ぎ、客観的で公平な関わりができることや、交替勤務のため過重な労働を避けることができること、デメリットとして、指導・援助の一貫性や継続性を欠きやすいこと、職員間の意見調整が難しいことなどが挙げられています。
さらに、今後の運営体制として「当面の間、夫婦制を基本として、加えて交替職員を配置する」「交替制を試行的に導入する」といった方針も示されているところでございます。
先ほどデメリットとして外部有識者から夫婦制での人材確保の難しさがあるという指摘がございましたが、この指摘にかかわらず、現時点では埼玉学園にあっては、夫婦制により児童の処遇に関わることを希望する者からの問合せが寄せられている状況もあることから、現在、全国的には交替制の施設が多い状況ではありますが、当面は夫婦制を基本とする運営を考えています。
また、先ほど申し上げましたが、埼玉学園の寮舎については、老朽化が進んでおりますことから、令和7年6月から福祉部内に埼玉県寮舎改修等検討委員会を設置したところであり、改修する寮舎の範囲や機能、時期のほか、将来的な運営体制も見据えた交替制の導入についても現在、議論を進めているところでございます。
今後の寮の運営につきましては、引き続き、この委員会で具体的な検討を進めたいと思います。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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