地域の概要
1.本庄・児玉地域(1市3町)の概要
- 東京都心から80km圏、県の最北端に位置し、本庄市、美里町、神川町、上里町の1市3町で構成されています。
- 西端には清流を育む山地、北端には肥沃な田園地帯が広がり、豊かな水と土壌に恵まれ、野菜、花き、果樹、米、小麦の栽培に加え、畜産も盛んな地域です。
- 古墳などの遺跡が多く点在し、南端の丘陵地帯の裾を鎌倉街道が、東端には中山道最大の宿場町があり、古くから発展してきました。近代では養蚕が盛んに行われ、競進社模範蚕室、旧本庄商業銀行などの近代化遺産があります。
- 上越新幹線本庄早稲田駅を中心とした「本庄早稲田の杜」地区では、商業施設の立地による賑わいの創出、住宅地の造成による定住化の促進など魅力ある街づくりを、また、関越自動車道上里パーキングエリア周辺では「このはなパーク上里」として、新産業の創出やサービス産業の活性化を図っています。
- さらに寄居スマートインターチェンジが令和3年3月に上・下線利用可能になるなど交通の面でも利便性が高まっています。 (下り線は平成31年3月に開通)
2.管内各市町の概要
本庄市
- 本庄市は、東京から80km圏にあり、東は深谷市、西は上里町・神川町、南は美里町・長瀞町・皆野町、北は利根川をはさんで群馬県伊勢崎市に接しています。
- 市街は江戸時代に中山道最大の宿場町として繁栄しました。また養蚕が盛んに行われた名残として、競進社模範蚕室や旧本庄商業銀行などの近代化遺産があります。
- 江戸時代「群書類従」を編纂したことで有名な盲目の国学者塙保己一生誕の地でもあり、 塙保己一記念館ではその偉業を知ることができます。
- 関越自動車道「本庄児玉インターチェンジ」や上越新幹線「本庄早稲田駅」の利用により手軽に東京や上越に行くことができるなど交通の要衝となっています。今後、国道17号バイパス(本庄道路)の開通を目指しており、更なる交通の利便性の向上が期待されています。
- 豊かな水と肥沃な大地に恵まれており、花とブランド野菜の一大生産地となっています。
- ネギ、キュウリ、ナス、タマネギ、ほうれん草、大和芋、レタス等の野菜や、ぶどう、いちご等の果樹栽培も盛んで首都圏などに出荷しています。
- エコタウン化を進める市として埼玉県から指定を受け、創エネや省エネに関するさまざまな取り組みにより、エネルギーの地産地消を進め、「環境共生都市本庄」の実現を目指しています。
本庄市の見どころ(本庄市観光協会HP)
はにぽん
市内の遺跡から発掘された「笑う盾持人物埴輪」をモチーフにしたマスコットキャラクター
美里町
- 児玉郡美里町は、東京都心より80km、埼玉県の北西部に位置し、東は深谷市、北・西は本庄市、南は寄居町及び長瀞町にそれぞれ隣接しています。
- 南部には陣見山からなる丘陵地域があり、小山川や天神川などの水辺空間を配し、ふるさとを感じる貴重な自然や田園の広がる農村風景は、人々にやすらぎとうるおいを与えています。
- 新幹線本庄早稲田駅や関越自動車道本庄児玉インターへのアクセスも良く、平成31年3月には関越自動車道の寄居パーキングエリアにスマートインターチェンジの下り線が開通し、令和3年3月には上り線が開通しました。
- 植栽面積が全国有数のブルーベリーをはじめ、観光果樹園が点在し、安くて新鮮な地元野菜を農産物販売所で販売しています。
- 文化財も数多く残っており、特に、国指定・重要無形民俗文化財である「猪俣の百八燈」が有名です。
- 毎年8月15日に、猪俣地区の堂前山の尾根に築かれた百八基の塚に火をともす盛大な行事です。
美里町の見どころ(美里町観光協会HP)
ミムリン
町の特産品のブルーベリーをモチーフにしたマスコットキャラクター
神川町
- 児玉郡神川町は、埼玉県の北西部に位置し、北は上里町、東は本庄市、南は秩父市、皆野町、西は神流川を挟んで群馬県藤岡市に接しています。
- 町の南部は城峯山、西部は神流川、北部は平野が広がり、南西部には旧神泉地区の山間地域があり、晩秋に可憐な花をつける「冬桜」で名高い城峯公園、清流神流川の景勝地「三波石峡」など美しい水と緑、実り豊かな大地が広がる自然豊かな町です。
- 明治時代には、養蚕や製糸によって栄え、技術改良により日本の近代養蚕業に大きく貢献した木村九蔵や生糸貿易で成功を収めた原善三郎などを輩出しました。
- 関越自動車道の本庄児玉インターチェンジに近いという立地条件の良さもあり、工業団地への企業誘致や地元企業の育成など順調な発展をみせています。
- 城峯公園周辺には、下久保ダムを見おろす緑豊かな地理的条件の中に町営宿泊施設「冬桜の宿神泉」があり、檜造りの建物は今もなお木の香りが漂い、人気となっています。
神川町の見どころ(神川町HP)
神じい&なっちゃん
町の名称である「神」と特産品の「梨」をモチーフにしたマスコットキャラクター
上里町
- 児玉郡上里町は、埼玉県最北端で、東京都から85km圏内に位置し、南東は本庄市、西は神川町に接し、北は烏川、神流川の2つの河川を境にして群馬県と隣接しています。
- 古くは信州、上州への交通の要所、諸宿への馬継場として栄え、烏川、利根川の水運を利用した川岸場があり江戸の後背地としても栄えてきました。
- 首都圏に通勤通学が可能なことから近年首都圏のベットタウンとして都市化が進み、大型商業施設などが出店しています。
- 関越自動車道の上里サービスエリアの周辺地区には、地元の新鮮な農作物などを販売し、フードコートも併設する「アグリパーク上里」や各種スイーツの製造・販売・飲食もできる集客施設があります。
- 上里サービスエリア並びに周辺地区産業団地等を中心としたこの地区は「このはなパーク上里」の愛称で呼ばれ、地域におけるにぎわいの創出・発展が期待されています。
- 町の特産品としては、良質の種子小麦の主要産地であり、県内外に出荷されているほか、梨、きゅうり、トマト、イチゴ等の新鮮な美味しい特産品がたくさんあります 。
上里町の見どころ(上里町HP)
こむぎっち
町の特産品の小麦をモチーフにしたマスコットキャラクター
【参考】市町村情報(埼玉県ホームページ)
【参考】統計からみた埼玉県市町村のすがた(埼玉県ホームページ)