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掲載日:2024年3月25日

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先輩職員からのメッセージ(心理  窪田 奈央)

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からメッセージです。

【心理】

窪田  奈央(くぼた  なお)

福祉部  川越児童相談所  心理相談担当  主事(令和2年4月1日現在)

窪田さん

異動歴

平成30年4月採用  現所属 

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

  療育手帳の判定業務やそれに係る事務、児童の心理判定、養育に関する電話相談等を行っています。

  療育手帳の判定では、児童に知能検査を実施したり、保護者から生活状況を聴取し、療育手帳の等級の判定をしています。保護者から対応方法等助言を求められることも多く、その子の特性に合った対応方法を伝えることもあります。

  心理判定は、虐待や養育者不在等、何かしらの事情があって親と離れて生活をしている児童や、性格行動に課題があり、児童相談所に通所している児童等に対して実施します。心理判定では、色々な検査を用いてその子の特徴や傷つき等多面的に理解し、今後の支援に役立てられるよう心がけています。また、その子のことを理解してもらうため、保護者や今後の養育者に対し検査結果から分かったことを伝えることも大切な業務の一つです。必要に応じて、継続面接や心理治療プログラムを実施することもあります。その子にとって今何が必要かをその都度考え、面接の準備をしたり、その子にあったプログラムの進め方を検討しています。とても時間がかかる作業であり、思ったように成果が出ないことも多いですが、少しでも対象児童に変化が見られた時には、とてもやりがいを感じます。

職場の雰囲気を教えてください。

  同じ担当の職員は10人ですが、それ以外にも児童福祉司として勤務する職員など、一緒に仕事を進めていく仲間はたくさんいます。心理職というと、一人の職場が多いですが、児童相談所には常に上司や先輩がいるため、悩んでいることや困ったことはその都度相談しながら進めていくことができます。また、電話相談や虐待通告の電話を受けている時には、必要な資料を持ってきたりしてくれます。困った時に誰かしら助けてくれるため、安心して仕事ができます。出張からの帰りが遅くなった時には、机に「遅くまでお疲れ様」のメモとお菓子が置いてあることもあり、ホッとする職場です。

※写真は、コロナ対策を実施した上で一時的にマスクを外しています。

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

 

時刻 スケジュール

9:20

9:30

10:00

12:00

13:00

14:00

15:00

17:30

18:30

19:30

20:30

出勤

1日のスケジュール確認

療育手帳判定業務

昼食

出張準備、電話対応

記録作成

児童との面接のため出張

面接記録の作成

退庁

帰宅

夕食

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、嬉しかったことについて教えてください。

  印象に残っていることは、施設入所中の児童と面接をしていた時に「施設入ったことないくせに。施設にいる私より幸せなんだから、私の気持ちなんかわからない!」と言われたことです。その時はそんな風に思われていたんだなというショックな気持ちもありましたが、その通りだな、という気持ちもありました。今後はもう自分に会ってくれないのではないかという不安もありましたが、諦めずにその子のことをもっと理解しようと努力した結果、今までよりも関係が深くなったと感じることができ、大変だったけれど頑張ってよかったな、と感じることができました。

 

※写真は、コロナ対策を実施した上で一時的にマスクを外しています。

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になってよかったと思うことを教えてください。

  大学院修了後、現在の職場で非常勤職員として働かせていただきました。その時に上司や先輩方のサポートの上、色々なことに挑戦させていただきました。わからないことは丁寧に教えてくれる、職場の方々が相談し合いながら仕事を進めている、そんな温かい職場の雰囲気や、自分の頑張り次第で色々なことに挑戦できる環境に魅力を感じ、自分もその仲間の一人になりたいと思い、埼玉県職員を志望しました。また、産休・育休、時短勤務等、自分のライフプランに合った働き方をできることも志望理由の一つです。年休も計画的にとれるため、自分の時間を大切にすることができます。

  悩んでいる時や行き詰った時には色々な人に相談できる環境で安心して仕事ができるため、埼玉県職員になってよかったと思います。また、頻繁に所属内や心理職向けの研修等があるため、経験が浅くても安心して仕事に取り組めています。

これからの埼玉県の未来をつくる役割の一翼を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。

  今後は心理治療プログラム等の知識を深め、子どもに合ったケアを選択できるようにしたいです。子どもや保護者、一緒に仕事を進めていくケースワーカー等、関わった方々に“この人が関わってくれて良かった”と思ってもらえるような心理司になりたいです。また、先輩職員の姿に憧れて埼玉県職員となったため、今度は自分が見本となれるよう頑張っていきたいと思います。

休日や余暇の過ごし方を教えてください。

  休日はドライブをしたり、自然に触れたり、美味しいものを食べに行ったりしています。(今はコロナであまり出かけることができないですが)埼玉県職員の福利厚生を利用して県内の遊戯施設に行くこともあります。

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

  ありきたりだとは思いますが、なぜ自分が埼玉県で働きたいのか、どんなことをしたいのかを具体的にイメージすることが面接対策につながるかなと思います。筆記試験(専門分野)では、大学の授業で習ったなと思う問題が多かったように思います。

埼玉県を目指す方へメッセージをお願いします。

  児童相談所は専門的な知識も必要であり、臨機応変な対応が求められる仕事です。そのため、自分に務まるのだろうか、と不安に思う方々もいらっしゃると思います。ですが、研修制度が充実していますし、困ったときには相談しながら仕事を進めていくことができるため、安心して仕事に取り組める環境があります。難しい仕事である分、頑張った時のやりがいも感じられる仕事だと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

 

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人事委員会事務局 任用審査課 採用試験担当

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