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掲載日:2024年3月25日

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先輩職員からのメッセージ(一般行政  前田 拓之)

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

【一般行政】

前田  拓之(まえだ  ひろゆき)

教育局  市町村支援部  義務教育指導課  学力向上推進・学力調査担当  主事(令和2年4月1日現在)

前田さん

異動歴

平成29年 4月採用  新座総合技術高等学校

令和2年 4月  現所属

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

  前田さん1現在の主な仕事は、「埼玉県学力・学習状況調査(通称「県学調」)」「AIを活用した学びの実践研究事業(通称「AI事業」)」の2つの事業に関する仕事を行っています。

  1つ目の「県学調」は、さいたま市を除く県内すべての公立小・中学校等の小4~中3が受けていて、統計的な手法を用いた問題の作成や分析を用いて学年が上がるごとに「どのくらい学力が伸びたか」を測ることができる調査です。また、この調査はOECDや国の機関、他の都道府県からも注目されています。「県学調」の業務は、調査問題の作成、調査の運営、委託業者との調整や結果の分析など多岐にわたるもので、主に7人の職員が連携して実施に携わっています。その中で、私は調査問題の印刷・配送、運営管理や採点などを委託する業者の選定、契約書の作成を行っていて、30万人の調査の下支えをしています。

  2つ目の「AI事業」は、「県学調」で得られたビッグデータと、学校が持っている学習状況や生活習慣などのデータをAIで分析し、児童生徒一人一人に応じたアドバイスや学習教材の提供を行うことで学力の向上を目指す研究事業です。私はAI分析やデータの取得などを行う委託業者の選定、契約書の作成、事業の運営を行っています。

  この2つの事業に共通しているのは、「児童生徒の学ぶ力を伸ばすこと」が目標になっていることです。この目標のために日々仕事を行い、事業の方向性等を議論している時に、『「児童生徒の学ぶ力の向上」のためにはどうすれば良いか』と頭を悩ませることができるのは最高のやりがいだと思っています。

職場の雰囲気を教えてください。

  義務教育指導課の36人中26人が小・中学校の先生で、優しくて明るい人がとても多いと思います。年度当初に課長から「やるからには楽しく仕事をやりましょう」との挨拶があり、その言葉が課内の雰囲気にそのまま表れていると思います。また、県のメッセージを発信するための重要な会議では、担当の枠組みを超えて、職員一丸となって取り組むことができる団結力もあります。

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻 スケジュール

8:00

 8:30

 

 9:00

 9:30

11:00

12:00

13:00

17:15

出勤(コロナ対策で時差出勤)

担当朝ミーティング

動静の確認等

メールチェック・資料作成

県学調について担当内打ち合わせ

県学調の業者と電話打ち合わせ・資料作成

自席で昼食

AI事業学校訪問

直帰

 

本庁の仕事と県立学校の仕事のそれぞれについて、印象に残っていること、大変だったこと、嬉しかったことなどを教えてください。

  県立学校では、授業料の徴収業務を行っていました。その中でも、生活をするので精一杯な家庭や、体調不良で働くことのできなくなったひとり親家庭など、いろいろな事情を抱えた家庭とやりとりをしました。そこでは保護者へ誠意をもって対応することで、家庭の事情に寄り添いながら生徒にとって一番良い方向に進めることができると学びました。

  本庁では、新規事業の立ち上げにかかわることができ、今年は予算獲得に向けての資料作成を行いました。そこでは、誰が見ても事業の内容が理解できて、なぜこの事業が必要なのか伝わるように、何度も修正し、良いものを作ろうと努力しました。その資料をもとに説明を行い、予算が獲得できた時は、とても嬉しく、頑張って良かったと思いました。

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になってよかったと思うことを教えてください。

  私は「せっかく働くのであれば、世の中のためになる公務員になろう」という安直な考えから公務員を志望しました。そこで、県民との距離が遠くなりすぎず、広域に影響を与えられる埼玉県が自分に合っているのではないかと考えました。

 実際に埼玉県職員になって良かったと思うことは、「なんでこんなことやらなきゃいけないんだ」と思う仕事が今まで一つもなかったことです。どの仕事も、県民のために繋がっていることが実感でき、それが仕事へのモチベーションに繋がっていると感じています。

これからの埼玉県の未来をつくる役割の一翼を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいか。

 目の前の仕事に全力で取り組み、多くの経験を積みながら、AIなどの先端技術導入の流れをしっかりと掴んでいける職員になりたいと考えています。私が取り組んでいる「AIを活用した学びの実践研究事業」では、ただ単にAIを教育に導入するのではなく、「児童生徒の個に応じた学習を提供するため」にAIを活用するというように、一つの手段として先端技術を活用しています。個別の目標に対して、最適な先端技術を選択ができるようになることで、埼玉県の更なる発展に貢献できるのではないかと考えています。

休日や余暇の過ごし方を教えてください。

  趣味は国内・国外問わず旅行に行くことでしたが、コロナ禍で旅行に行くことができなくなり、今は家で料理をすることが楽しみです。もともと食べることが好きなので、時間があるときは今まで作ったことがない料理にチャレンジして、リフレッシュをしています。

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

  筆記試験の勉強については、初めて学ぶ経済学や民法もあるので、一度で理解しようとせずに、まずは参考書を一周読んでみて、その後、何度も繰り返し読み込むことが知識の定着に繋がったと思っています。面接試験で心掛けたことは、自分が面接官の立場になって、どのような職員を求めているかを想像し、その中で自分の強みをアピールできるようにしました。

  何より、体調管理をしっかり行い、自分のペースで進めていくことが一番大切だと思います。

埼玉県を目指す方へメッセージをお願いします。

  私は県職員になって、周りの皆さんに支えられながら、日々楽しく仕事をすることができています。また、採用4年目の私でも県の重要な施策に関わることができ、とてもやりがいのある職場だと思っています。埼玉県の更なる発展のために働きたいという方はぜひ受験してください。

 

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