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ページ番号:289052
掲載日:2026年10月23日
Q 小見山祐紀 議員(自民)
漫画、アニメ、ドラマ、映画等を活用した観光誘客プランを御提案したいと思います。
県は、今でもロケ地誘致に取り組んでいますが、撮影による一時的な経済効果だけで終わらせてはもったいない。埼玉を単なる撮影場所ではなく、物語の設定上の舞台にした作品を増やせば、いわゆるファンの聖地巡礼という継続的な経済効果につながります。
私は元漫画編集者です。作家と一緒に物語をつくる中で、作品の舞台をどこにするか何度も打合せをしてきた経験がありますが、実は作品の舞台設定は、取材しやすかったからという単純な理由で決まることが多々あります。例えば、学校の先生を主人公にした作品をつくる場合、まずは、取材に協力してくれる先生を作家や編集者が探すところから全てが始まります。そして、協力してくれた学校へ取材に通ううちに、いっそ、このまちごと作品の舞台にしようとなるんです。意外と単純なんです。
ならば、県がその入り口を意図的につくれば良いという発想です。まず、市町村にも協力を依頼し、学校、病院、警察署などあらゆる県内の公共施設を取材や撮影に開放する。さらに民間企業、団体にも協力を呼び掛け、取材に応じられる人や場所を増やす。埼玉には多種多様な絵になる風景があり、さらに様々な分野に秀でた正に物語の登場人物になり得る人材の宝庫です。また、何より東京に近く、作家や編集者にとっては絶好の取材スポットです。
そして、大事なのは、取材や撮影に協力できる人・場所をカタログ化し、出版社、テレビ局、制作会社などへ届けるということです。作品のつくり手側からすると、取材協力先探しの手間が省けますから、必ずやそのカタログを頼りに埼玉県へ取材にやってきます。すると、おのずと埼玉を舞台にした作品が世の中に増えていくというわけです。
以上を踏まえ、産業労働部長に伺います。
埼玉を舞台にした作品を増やすことを目標に、つくり手側の取材支援まで含めた戦略的な観光誘客施策に取り組んでみてはいかがでしょうか。
A 萩原啓 産業労働部長
現在、県公式観光サイト「ちょこたび埼玉」では、県内市町村のフィルムコミッションからの情報を基に、撮影可能なスポットとして県内の公共施設や病院、学校、民間施設など約500の施設を掲載しております。
一方で、現在の掲載内容は、スポットによって、取材の可否やアピールポイントなど、ロケ地選定の参考となる情報が不足しているという課題があると認識しています。
そこで、県内市町村のフィルムコミッションの担当者を対象とした連絡会議の場を活用し、掲載内容の充実に取り組んでいただくよう働き掛けるとともに、スポットがロケ地として使われることに加えて、作品の舞台にもなるよう取材への積極的な協力を促してまいります。
さらに、市町村から入手した情報を基に、「ちょこたび埼玉」のロケーション情報の利便性向上を図り、漫画やアニメの編集部、ドラマの制作者等にお届けをいたします。
今後も、東京に近いという地の利を生かしながら、市町村や観光協会等と連携し、作品の作り手が取材したくなる魅力的な情報を発信することで、埼玉が舞台となる作品を増やし、聖地巡礼を促して継続的な観光誘客につなげてまいります。