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掲載日:2026年7月10日

令和8年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松本義明議員)

ソーシャルインクルージョンの推進について-県立高校における精神保健教育の徹底

Q 松本義明 議員(自民)

近年、鬱病や不安障害、摂食障害、依存症、統合失調症など、精神疾患に関する課題が社会全体で深刻化しております。多くの精神疾患が思春期から青年期、すなわち高校生世代で発症しやすく、厚生労働省の調査によりますと半数近くが14歳頃までに、約75パーセントが25歳頃までに発症するとされております。つまり、高校生世代は心の不調の予防、早期の気付き、適切な支援につなげる力を育む上で大変重要な時期であります。
一方で、精神的な不調を抱えていても相談できない、自分の状態が病気なのか分からない、周囲の人の理解が得られないといった状況もお聞きしております。実際に当事者の親の方から、ふだんからお付き合いがある方から、私たち親の多くが精神疾患についての知識がなかったために、単に青年期特有の一過性の精神状態と思い込んでしまい、医療につなげるのが遅くなったことを後悔しているという声をたくさん伺っております。
さらに、近年ではSNS社会になり、その影響、コロナ禍以降の孤独・孤立など、若者のメンタルヘルスを取り巻く環境は大きく変化しており、これまでよりも精神保健教育が重要になっていると考えます。
そこでお伺いします。
本県の県立高校でも既に授業で精神保健教育が行われているのは存じておりますけれども、さらに精神疾患に対する正しい知識を身に付け、偏見をなくすとともに、対応力を上げるためのより実践的な教育が必要であると考えますが、教育長の御見解をお伺いします。

A 石川薫 教育長

議員御指摘のとおり、精神疾患は若年で発症しやすいことが特徴であり、全ての生徒が精神疾患について正しく理解し、自らもそれに備え行動する力を育成することが必要であると認識しております。
県立高校では、保健体育科の授業において、現行の学習指導要領から新たに示された「精神疾患の予防と回復」について、学習しております。
具体的には、誰もが罹患しうること、若年での発症が多いこと、予防については、運動や食事など調和のとれた生活を実践すること、回復については、早期発見・早期治療が重要であることを学んでいます。
授業では、習得した知識を元に、ストレスや困りごとを抱えた際の相談の仕方を想定したロールプレイングを取り入れるなど、実践的な取組も行われております。
県といたしましては、教員を対象とした各種研修会において、このような取組や、精神疾患を経験した方や精神保健福祉士等、専門家による講話を取り入れた授業事例などを紹介し、実践的な教育の一層の充実に努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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