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掲載日:2025年12月18日

令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(田並尚明議員)

人材育成について-ものづくり人材の育成について

Q 田並尚明 議員(民主フォーラム)

最近のテレビ報道でも紹介されていましたが、学校を卒業した女子生徒が技能五輪を見学に行き、その高度な技術に接したことをきっかけに、地元のものづくり企業へ就職した事例がありました。技能や技術に触れる機会が若者の進路選択に大きな影響を与えていることを示すものだと感じます。
本県においても、インターンシップや職場体験などを通じて、ものづくりの魅力を伝える取組を進めておられます。しかし、依然として、特に建築や製造現場では人手不足が深刻な課題となっております。
岩手県では、いわてものづくり産業人材育成・確保・定着指針(2023~2026)を策定し、地域産業の好循環を生み出すために、産学官が連携して人材育成を推進しています。その取組方針として、「小・中学生から社会人まで各段階に応じた一貫したキャリア教育」「高等教育機関と連携した高度技能者の育成」を掲げ、体系的な人材育成を進めているところです。
そこで、お伺いいたします。
本県において、岩手県のような産学官連携による人材育成は大変有効であると考えますが、県立高校におけるこれまでのものづくり人材育成の取組の成果や課題、また、今後どのように取り組んでいかれるのか、教育長の御所見をお聞かせください。

A 日吉亨 教育長

まず、ものづくり人材の育成の成果や課題についてでございます。
生徒が専門家による本物の技術に触れながら、体験的に学ぶことで、更に興味関心を持って、ものづくりを学ぶことにつながるものと考えます。
例えば、工業高校では、建設会社がアスファルトの舗装を生徒に指導する授業や、ものつくり大学によるロボット製作実習、県産業労働部による技能検定取得の支援など、産学官が連携した職業教育を進めております。
こうした取組を通して、産業社会で求められる知識や技能を生徒が身に付け、ものづくりへの理解と実践力を高めていることが成果と考えております。
また、これらの取組を継続的に実施するためには、更なる企業や大学等との組織的な連携体制の確立が課題と考えております。
次に、今後の取組についてでございます。
県では、令和6年度に大宮工業高校にコンソーシアムを設置し、学校に配置した民間企業での勤務経験のあるコーディネーターが、協力企業を開拓するなど、産業界等との連携強化を図ってまいりました。
今後は、県内各地域の4校に新たに産業界等と連携したコンソーシアムを設置し、生徒が本物の技術に触れる機会の充実を図るとともに、将来、ものづくりの現場で活躍できる人材を育成してまいります。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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