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掲載日:2025年12月18日

令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(田並尚明議員)

令和8年度予算編成方針の基本的な考え方について-持続可能な県政運営について

Q 田並尚明 議員(民主フォーラム)

10月20日に行われた知事記者会見で、令和8年度の県の一般会計の予算編成について、総額約1,558億円の財源不足を見込んでいることが明らかになりました。1,558億円という規模感は、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動の停滞が見込まれた令和3年度を上回り、過去最大の財源不足額になっています。
財源不足を補うための財政調整基金等の3基金の実質的な残高は、現時点で約300億円と低水準になっていると伺っており、非常に厳しい財政状況であると認識しています。この非常に厳しい財政状況の中、令和8年度予算編成を行うに当たって、次の2点について知事に質問いたします。
(1)持続可能な財政運営について。
一つは、中長期的な視点を持って持続可能な県政運営を行う点です。昨年度の2月定例会における代表質問でも申し上げたとおり、高齢化の進展による社会保障関連経費の増加に加え、インフラの老朽化に伴い、施設の維持管理、修繕費用などの支出が増加していくことが予想されます。
その一方で、生産年齢人口は今後20年で1,500万人弱、2割以上の減少が見込まれ、働き手の減少により、個人県民税を中心に県税収入は減少していくことが懸念されます。
そうした中でも、県が持続的に発展し、県民サービスを維持向上していく必要があると考えますが、令和8年度当初予算編成においてどのように取り組んでいくのか、知事にお伺いいたします。

A 大野元裕 知事

まず、「令和8年度予算編成方針の基本的な考え方について」のお尋ねのうち、「持続可能な県政運営について」でございます。
人口減少下にあっても持続可能な県政運営を行うという問題意識については、県が直面する二つの歴史的課題として、私が就任以来継続しているDX・TX、人口減少・超少子高齢社会を前提とした「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」など、県の更なる発展と県民サービスの維持・向上に取り組んできております。
さらに、令和8年度予算編成方針においては、これまでの方針をより強固に徹底すべく、「未来を築く、歴史的課題への挑戦」として、時代の変化を捉えた中長期的な視点で施策を実行することとしております。
具体的には、DXの推進や渋沢MIXを中心としたイノベーションの創出などの取組を通じて、生産年齢人口の減少をカバーする社会全体の生産性向上を一層加速するほか、「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」、つまり、まちづくりから超少子高齢社会に備えるプロジェクトを通じた持続可能なまちづくりに取り組むなど、あらゆる施策を総動員し、埼玉の未来を着実に築いてまいります。
さらに、「時代の変化に対応した不断の行財政改革の推進」として、デジタルを前提にTX、タスク・トランスフォーメーションの手法を活用し、従来の仕事のやり方を根本から見直して、県民サービス向上の取組を深化させてまいります。
こうした方針の下 、今後の予算編成過程において、真に効果の高い事業に財源をしっかりと配分をするとともに、県庁の生産性を高め、持続可能な県政運営を行ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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