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掲載日:2025年12月17日
Q 戸野部直乃 議員(公明)
現在、学校における英語教育に不可欠なALTの授業と並行して、オンラインを活用した英会話学習を導入している自治体が増えております。
先日、公明党議員団で県内で導入している県立春日部女子高校と私立淑徳与野中学校の授業の様子を視察してまいりました。1人1台端末が整備される中で、外国人講師がマン・ツー・マンで生徒のレベルに合わせた学習を進めていました。生徒それぞれが臆することなく、画面越しの講師と英語だけで会話をしており、英語力の獲得に向け大きな自信につながると感じました。
英語は、児童生徒が苦手意識を持った時点で成績に大きく差が出てきてしまいます。英語が苦手と感じる前の小・中学校のうちに、どの子も等しく英語力を育むことができる条件整備が必要です。県全体の小・中学校の英語力向上に向け、県として英語力の伸び悩みや英語の授業に課題を抱えている学校にモデル的にオンライン英会話学習を導入し、後押ししていくべきと考えますが、教育長の御見解を伺います。
また、県立高校については、例えば外国語教育に力を入れる学校において、特色ある学び、魅力ある学校づくりの一環としてオンライン英会話学習の導入を検討されてはいかがかと考えますが、教育長の御見解を伺います。
A 日吉亨 教育長
まず、モデル的にオンライン英会話学習を導入し後押しすることについてでございます。
議員お話しのオンライン英会話学習については、一人一台端末を活用して外国人などと児童生徒が少人数でコミュニケーションを図る学習活動であると理解しております。
市町村立学校の中には、教員が授業を行う中で、複数のALTがオンラインで同時に参加することで、児童生徒一人一人の英会話の機会を増やす取組を行っているところもございます。
一方、英会話の中で、日頃の学習で扱っていない語彙や表現が使われたり、実施に伴う事務や費用の負担等といった課題もあると聞いております。
県では、オンライン英会話学習を導入している自治体の先行事例を収集し、教員研修や各種会議において情報提供してまいります。
次に、外国語教育に力を入れる県立高校におけるオンライン英会話の導入についてでございます。
県立高校では、外国語科設置校などの3校で、オンライン英会話学習を導入しており、導入した学校からは、生徒の学習意欲が向上したという声を聞いております。
一方、既に教員が英会話学習に積極的に取り組んでいる学校もあり、導入した場合の費用負担の課題もあることから、県では、導入校での活用事例や成果について研究してまいります。
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