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掲載日:2025年12月17日
Q 戸野部直乃 議員(公明)
今回の教育メタバースでは、ウェブによる個別学習システムの導入により学習の機会は増えましたが、双方向型の授業が不足しており、学力の定着に課題を感じます。
不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例を制定した千葉県教育委員会に行ってまいりました。「登校できることのみを目標としない」を基本理念に掲げ、支援を必要とする子供、保護者のニーズ把握とフリースクール等の民間団体の活動状況調査を実施した上で、様々な施策をスタートさせていました。その中で、「エデュオプちば」というオンライン授業を開始、対象は小学校4年生から6年生と中学生で、国語、算数(数学)、理科、社会、英語の5教科をオンライン専任講師による双方向体制で行っています。市町村間の教科書の違いに対応した独自の内容を提供し、学力の遅れに心配のある児童生徒は学年を下げて受講できるなど、柔軟に対応しています。
教育メタバースも多様な学びを必要としている児童生徒への支援の一つとしては有効であるかと思いますが、学力の維持向上を意識した学びの体制があってこそ、生きる取組ではないかと考えます。今後は、千葉県のような学びの提供と希望者が学力の遅れを取り戻せる体制が必要と考えますが、教育長の御所見を伺います。
A 日吉亨 教育長
不登校児童生徒は、一人一人の状況が様々であるため、多様な学習機会を確保することが重要です。
新たに開始したメタバース空間を活用した支援では、まずは、これまでの取組では学習支援が届きにくかった不登校児童生徒に対し、学びの場が提供できるよう、取組を進めております。
効果的な学習支援のために、メタバース空間では、1日のメリハリをつけるための「朝の会」のほか、「取り組みやすく、興味関心を引く内容」、「体験を中心とした内容」での学習を実施しております。
また、さらに希望する児童生徒に対しては、ウェブによる個別学習システムにより、基礎学力を着実に培う学習を実施しております。
議員お話しの、各教科の時間割を備えた、双方向の学びも大切と考えており、今後、他県の取組を積極的に情報収集するなどして、学習機会の更なる充実について研究してまいります。
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