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掲載日:2025年7月7日
Q 金子裕太 議員(自民)
予算特別委員会のやり取りの中で年度ごとの改善を行っていくという答弁がありましたけれども、私はこの年1回の予算サイクルでしか改善ができないという行政の体質が最も改善すべき課題だと考えます。
民間ではデジタル分野において四半期、特に月単位でKPIに基づいたPDCAを回して迅速な機能改善、UI調整が行われています。それに比して行政の年1回の予算ベースの改善では、サービスの進化スピードが遅過ぎるのではないでしょうか。特に、メタバースのような革新技術を扱うプロジェクトにおいては、柔軟な開発と小刻みな見直し体制の構築が不可欠です。
従来の年1回の予算主義にとらわれず、短いスパンで改善可能な仕組みを整備すべきだと考えますが、知事の見解を伺います。
A 大野元裕 知事
議員御指摘のとおり、日進月歩で進化しているデジタル技術を活用するプロジェクトにおいては、短いスパンで改善を行い、取組の精度を迅速に高める「アジャイル型」で進める必要があると思います。
しかしながら、役所というのは夏に概算の要求を聞いて、そしてそれを年内に作り上げ、そして2月の議会で御審議をいただき、そしてやっと4月でこれが予算化し、そして実行するのはその次の年のもしかすると夏とかですね、年末とか、これが役所の姿であり、私もこれは大変問題であり日進月歩で進んでいるデジタルとは私は相容れない所があると考えています。
そこでバーチャル埼玉では、運営を委託している事業者との間で、年度途中の機能改修にも柔軟に対応できるよう契約しており、短いスパンでの改善も可能であります。
具体的には、令和5年度の開設以降、令和6年度にはエリアの拡大を伴う大幅な空間のリニューアルを行うとともに、リニューアルの公開後にも必要に応じて、回遊性を高めるための機能の追加やイベントエリアの改修も行っております。
また、令和7年度も利用者からのニーズを踏まえ、相談等の事前予約者を特定するための本人認証機能や、到着を管理者に知らせるチャイム機能の追加などのシステム改修を、複数回、その年度の途中で実施しております。
私も先ほど申し上げましたけれども、現段階ではメタバースは検証段階でありますので、この段階では特に柔軟な対応が必要と考えており、今後も、社会の潮流や県民ニーズなどを踏まえたサービスを迅速に提供できるよう、アジャイルのマインドを更に全庁に浸透させて、DXを推進したいと考えております。
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