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掲載日:2022年12月27日
Q 立石泰広 議員(自民)
高齢化や少子化、女性の活躍など社会ニーズの変化によって、トイレに対するニーズも多様化しています。特に、災害が多い日本では、災害時のトイレ対策も課題があります。トイレを所管する部署は、し尿処理の関係から清掃部門であったり、公園など土木部門が所管していたり、バリアフリーや障害者のトイレについては福祉部門が基準を作ったり、災害用トイレは防災部門が担当しています。県庁の中には、トイレに関する問題を俯瞰的に捉え、政策や計画を所管する部署はありません。
埼玉県には現在、県有資産マネジメント会議がありますが、トイレの洋式化やユニバーサルトイレの対応など平常時から災害時まで全庁的にトイレ政策を考えるトイレ政策プロジェクトチームのような推進体制を新たに立ち上げてみてはいかがでしょうか。私が想定するそこでの役割は、清掃の委託や保守点検業務などの公共トイレの管理、整備計画の策定や改築・改修や新規の建設、市町村との連携、災害時のトイレ計画の策定などです。各部局が作る整備計画を取りまとめたり、県全体の方針を決めたり、例えば、操作ボタンがメーカーごとに位置が異なるなど使いにくい点をメーカーに掛け合い改善を求めたり、埼玉県としてトイレ政策を推進するための体制です。
県庁のトイレも、改修が進み快適になっています。埼玉県のトイレがきれい、快適になることは、利用する職員や県民にとっても大変重要なことであります。埼玉県のトイレは「日本一快適なトイレだ」と利用者から言われるようなトイレ政策を推進するべきではないでしょうか。そのためには、施設のトイレを一番使っている職員や利用者にアンケートを取るなど調査をしながら、より良い施設に改善していくための総合調整を担う体制の整備が必要ではないでしょうか。知事のお考えをお伺いします。
A 大野元裕 知事
あらゆる政策において、関係部局が連携を図りながら、様々な意見を聴いて総合的に判断することは大変重要だと考えます。
議員同様、私も毎日トイレにお世話になっておりますけれども、トイレという切り口で俯瞰的に政策を検討するということは正直思いついていませんでした。
これまで、本庁舎をはじめ県有施設のトイレは、老朽化に伴う改修時に便器の洋式化や手洗いの自動水栓化、段差解消などを実施し、快適で衛生的な空間の構築を図ってまいりました。
トイレに対するニーズは、議員お話しのとおり、高齢化や少子化など、社会情勢や生活スタイルの変化に伴い多様化をしており、建物の使用用途や使用形態に応じた整備を実施する必要があると考えています。
また、例えば、洋式化につきましては、内閣官房が国土強靭化に向け、2025年度までに公立小中学校の95%を洋式化する目標を掲げるなど、避難所等としての使用の観点も重要となっております。
こうした状況を踏まえ、まずは、方針や整備の状況などについて情報共有と連絡調整を行う部局間での連携を図ることといたしたいと思います。
再Q 立石泰広 議員(自民)
先日、越谷県土整備事務所に伺い、トイレを利用しました。トイレは改修され、きれいになっておりました。
がしかし、スペースが非常に狭く、男性用の小便器、そして後ろの手洗い所、人が通れないような状況です。きれいにはなっておりましたが、決して快適というところまでは至っていなかった。
そういったことを考えた意味でも、快適なトイレを目指すのであれば、やっぱり新たな推進体制を構築していただいた方がいいと思いますが、再度答弁を求めます。
再A 大野元裕 知事
先ほどの答弁でもお答えを申し上げましたけれども、私も毎日トイレを使ってはいるものの、そういった横串をさすという発想には至っておりませんでした。
議員からは、県有資産マネジメント会議についてのお話もございましたが、こういった状況の中、まずは部局横断的な情報共有ができるような、連携を図っていきたいと思っています。
より良い施設に改善するため、あるいは快適な施設にしていくためトイレに対するニーズを的確に捉えるとともに、誰もが利用しやすく快適で衛生的な空間の整備に、それぞれの施設の与件も検討しながら努めてまいりたいと考えます。
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