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掲載日:2021年10月27日

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思春期からの男女の健康について ~「プレコンセプションケア」を知っていますか?~新規・更新箇所

「プレコンセプションケア」とは? 

「プレコンセプションケア」とは、WHO(世界保健機関)では「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義しています。

広い意味では、若いうちから男女ともに将来の妊娠等も意識し、自分の心身の健康管理を行うことを指しており、近年注目されるようになっています。

では、なぜプレコンセプションケアが大切なのでしょうか?

妊娠・出産には適切な時期があり、また、健康であることも大切です。若いうちから正しい知識を持ち、自分のライフプランに適した健康管理を意識することで、将来の健康を増進するとともに、望む人には妊娠・出産への適切な準備ができるようになります。

ライフプランは人生の段階に応じて変化していくものです。様々な選択肢があるなか、自分の人生として納得のいく選択ができるよう、早いうちから妊娠も含めた健康に関する正しい知識を持ちましょう。

妊娠・出産に適した年齢とは

近年は晩婚化といわれています。埼玉県の令和元年度の平均初婚年齢は男性31.7歳、女性29.7歳であり、年々上昇傾向にあります。

結婚はいくつになってもできますが、妊娠・出産はいくつになってもできるのでしょうか?

残念ながら、特に女性の場合は年齢によって妊娠しやすさに差があります。

下のグラフのように女性の流産率は30代前半を過ぎると増加しはじめ、年々妊娠が難しくなっていきます。

20代、30代は学業や仕事で多忙な時期と重なります。仕事がひと段落してそろそろ子どもでも・・・と思った時には、妊娠が難しくなってしまうことも。

子どものいるライフプランを考えている方は、妊娠しやすい年齢を踏まえて、環境を整えていくことが大切です。

 

女性の年齢別流産率

 

妊娠前から気を付けたい健康管理

妊娠前から気を付けたい健康管理には、例えば以下のような項目があります。ご自分の生活習慣を見直してみましょう。

体重

適正な体重はどのくらいか知っていますか?BMIで18.5以上25未満が適正体重と言われています。

令和元年度国民健康・栄養調査によると、20歳代女性では20.7%はBMI18.5未満のやせ、8.9%はBMI25以上の肥満となっています。

やせの場合、生理不順により妊娠しにくくなったり、低出生体重児を出産する割合が多くなったりするリスクがありますし、肥満の女性の場合、早産や高血圧等のリスクがあります。

適正体重を維持するよう心がけましょう。

  • BMI(体格指数)とは:体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)の値。肥満や低体重(やせ)の判定に用いる指数。

食事

1日3食が基本であり、できるだけバランスよく主食・主菜・副菜を取りましょう。

妊娠前から、食生活を改善することは、妊娠しやすい体をつくるだけではなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。

また、若い女性に多い貧血は、妊娠後に早産のリスクを高めます。

貧血予防に効果的な食品を積極的に取りましょう。

睡眠

質のよい十分な睡眠は、ホルモンバランスを整えます。

また、日中の疲労を回復させるためにも睡眠はとても重要です。

一般的に、個人差はありますが、1日の睡眠時間は6~8時間が理想的だといわれています。

妊娠前から、生活リズムを整えて、疲労をためないようにしましょう。

喫煙

妊娠中の喫煙は、早産や低出生体重児などのリスクが高くなります。妊婦自身だけではなく、周囲の人も含めて、妊婦の近くで喫煙することはやめましょう。

喫煙は肺がんや肺炎、脳卒中や心筋梗塞、生活習慣病など多くの病気にも悪影響を及ぼすと言われ、健康にとって良いことはありません。

まだ妊娠を考えていない人も含め、妊娠する前から禁煙に取組みましょう。

飲酒

妊娠している女性の飲酒は、流産、早産、胎児性アルコール症候群などの危険性が高まります。全妊娠期間を通して、飲酒は控えましょう。アルコールは母乳に移行することから、授乳中もお酒は控えましょう。

まだ妊娠を考えていない人も、飲み過ぎは心身共に悪影響を及ぼします。適度な飲酒を心がけましょう。

ストレス

過度なストレスはホルモンバランスの乱れや生理不順などに、妊娠しにくくなる可能性があります。

妊娠に関わらず、過度なストレスは心身に悪影響を及ぼします。自分なりの解消方法を見つけるよう心がけましょう。

感染症

妊娠中に初めて感染すると、おなかの赤ちゃんに影響を与える感染症もあります。ワクチン接種で予防できるものは、接種を検討しましょう。

妊娠中から気を付けたい感染症については、「妊娠中から気をつけたい母子感染について」のページもご覧ください。

また、性行為による感染症は、不妊の原因になるものもあります。

クラミジア感染症は、卵管が閉塞・癒着することがあり、不妊の原因になることが知られています。

予防には、性的接触時にコンドームを必ず使用することが必要です。

2年に1回は子宮頸がん健診を受けましょう

子宮頸がんは、若い人でもかかりやすい病気です。

20歳を超えたら、2年に1回は健診を受けることをお勧めします。

また、毎月の月経時の経血の量や痛みなど、いつもと違う、気になる症状等があったときは、早めに婦人科・産婦人科を受診しましょう。

自分の体に注意して、早めに対処することは、将来の妊娠も含めた健康管理に非常に大切です。

 

不妊症・不育症とは?

一般的には妊娠を望む男女が避妊をせずに性交し、1年以上妊娠しない場合、不妊の可能性があるかもしれません。また、妊娠はするものの、流産・死産を繰り返してしまうことを不育症といいます。

原因は様々ですが、不妊については原因は男女半々にあると言われています。気になる方は、専門の医療機関を受診しましょう。

  • 不妊の原因の男女の割合

不妊の原因の円グラフ

 

「赤ちゃんがほしいけど、できない・・・」「どうしてなかなか妊娠しないんだろう」という方は、下記のページも参考にしてください。

 

お問い合わせ

保健医療部 健康長寿課 母子保健担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4804

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