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掲載日:2025年10月22日
Q 橋詰昌児 議員(公明)
埼玉県では、LINE公式アカウント「埼玉県庁」にて、いざというときに役立つ防災情報や非常時の緊急情報、避難情報、警報などを配信しています。受信設定で選んだ情報だけが届くので、自分の必要な情報、関心のある情報だけを簡単に確認できることは、いざというときの備えとしては非常に有益と考えます。更なる機能拡大として、音声に対応することはできないでしょうか。
例えば、防災・災害リスク対策総合情報アプリでは、GPSを活用し、大雨や高波など気象庁が発表する警報情報のほか、浸水や土砂災害などのリスク情報を届けることができます。さらに、最寄りの避難所まで音声や振動で案内する機能もあり、事前に避難経路を確認することも可能です。
2024年2月の一般質問で、この同アプリの早期導入について伺いました。当時の部長からは、「様々な危機管理情報を音声で聞くことができることから、視覚障害者に対する情報伝達の新たな手段の一つとして考えられます。県といたしまして、当該アプリの導入について有効性と課題の双方を踏まえ、関係部局とともに研究してまいります」との答弁でしたが、その後の経過も踏まえ、危機管理防災部長の答弁を求めます。
A 武澤安彦 危機管理防災部長
視覚障害者に対し、音声により防災情報を伝達することは、大変重要なものと考えております。
音声による情報伝達手段としては、市町村が行っている防災行政無線や戸別受信機、ラジオ放送、県ホームページの音声読み上げ機能などがございます。
県では、こうした手段に加え、議員御提案のアプリについて、事業者や導入している自治体からお話しを伺うなど、課題や有効性を確認してまいりました。
当該アプリにつきましては、道路冠水や通行規制の状況は反映できないため、災害発生時の活用には課題がございます。
その一方で、平時にGPSで現在地を特定し、最寄りの指定緊急避難場所やそこまでの避難経路を音声で把握できるなど、避難支援に有効であることを確認したところです。
また、既に導入した自治体に伺ったところ、視覚障害者団体からは「新たな情報が入手でき助かる」との意見がありました。
県といたしましては、引き続き、関係部局と調整し、当該アプリの導入に向けて検討を進めてまいります。
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