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掲載日:2022年12月27日
Q 千葉達也 議員(自民)
令和元年12月の一般質問において、技術者の育成について、以下のような質問をさせていただきました。
団塊の世代が退職して若手職員が増加しており、建設業界の中からは、職員の現場経験不足、技術力の低下を懸念する声が聞こえてきております。土木技術は経験工学とも呼ばれ、時間を掛けて現場経験を積むことによって技術が蓄積され、向上されるものです。つまり、経験が重要であり、現場の土の匂い、風の音を聞きながら、それぞれの現場に合わせた物づくりが重要なのです。
このような特性を踏まえて対策を考えることが必要という観点から、技術職員の技術力向上に向けた考え方と取組について、県土整備部長の御所見を伺いました。県土整備部長からは、「研修の充実とともに、ベテラン職員の知識や経験を現場で伝える取組を行うことで、若手職員の技術力向上を図ってまいります」との答弁をいただきました。
あれから3年が経過しております。職員の数は不足していないとのことですが、技術力は数字には表れません。県の技術力向上は、県民の安心安全、生活環境の向上に直結するものです。
10年、20年という長期的視点に立った技術者の育成状況について、県土整備部長にお伺いいたします。
A 北田健夫 県土整備部長
近年、土木系技術職員を取り巻く環境は、災害への対応や、環境への配慮、インフラDXへの対応など、高度化・多様化しております。
このため、研修による専門的な知識の習得に加え、経験に基づいた技術の継承などに積極的に取り組んでいるところです。
令和3年度からは、これまでの「現場の日」の取組に加えて、コロナ禍において研修の機会が減少した若手職員がともに知見の向上が図られるよう、様々な分野の現場や施設を視察する「現場巡り交流ツアー」を開始しました。
これまでに22回実施し、参加した職員からは、例えば、施工中の大滝トンネルを視察し、「滅多に担当できない現場であるため、技術職員として貴重な学びの場となった」などの声がありました。
一方、今後、拡大が見込まれる情報通信技術の活用のため、ICT活用工事の事例見学や、ドローンの操作技術を高める研修会を開催するなど、最新技術の習得にも積極的に取り組んでいます。
引き続き、研修の充実と技術の継承に取り組むとともに、最新技術の動向も踏まえ、長期的な視点に立った技術職員の育成に努めてまいります。
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