トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和4年9月定例会 > 令和4年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 9月30日(金曜日) > 白根大輔(民主フォーラム) > 令和4年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(白根大輔議員)
ここから本文です。
ページ番号:223888
掲載日:2022年10月19日
Q 白根大輔 議員(民主フォーラム)
埼玉県と埼玉県医師会では、2020年冬から新型コロナ感染症とインフルエンザのツインデミック感染の対策を始めております。ツインデミックになった際に、全てのかかりつけ医において発熱患者の診療・検査体制を確立すべくガイドラインを作成し、全国に先駆けて全ての医療機関の名前を公表しております。県民の安心・安全を守るべく、知事や医師会の皆様のリーダーシップに改めて感謝申し上げます。
先日行われた埼玉県医師会様との意見交換会で、今年の秋冬はインフルエンザと新型コロナウイルスのツインデミックがかなりの確率で発生することが予想されることとのことでありました。これに対応するため、県医師会では、現在の約1,500の診療・検査医療機関を2,000以上増やす予定などと懸命な御努力をされております。
ただ、既に医療機関等も検査キットが在庫不足になるなど、十分な検査キットが県民に渡るのかという不安が残ります。十分な対策を取っても戦う武器がなくてはどうにもなりません。
そこで、知事に御所見を伺います。
今年のこの秋冬のツインデミックに対応した県としての検査キットの十分な確保が必要であると思いますが、診療・検査医療機関には入っていない、例えば、この医療機関にも配布するなど、具体的にどのようなお考えを持っているのか、御答弁をよろしくお願い申し上げます。
A 大野元裕 知事
オーストラリアなどの南半球の動向を見ると、新型コロナウイルス感染症が拡大して以降、初めてインフルエンザの流行が確認をされております。
今後、日本でも新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行、いわゆるツインデミックの発生が懸念をされるところでございます。
新型コロナとインフルエンザは、いずれも発熱や呼吸器症状があり臨床症状のみで見分けることは難しく、検査体制の構築が重要となります。
県では、発熱時の診療・検査体制について、令和2年12月から全ての医療機関名を公表し、必要な方が直接アクセスできる体制を構築してまいりました。
先ほど議員からは全国に先駆けてと御紹介いただきましたが、この体制は、実は高知県もございまして、高知県と埼玉県で始めさせていただきました。
他方、検査キットについては、製造販売業者から卸業者を経て一般市場から医療機関が十分に確保できることが重要であります。
第7波の感染拡大時には、全国知事会を通じて、国に診療及び各種検査に必要な検査キットなど、安定的な供給を要望いたしました。
その結果、国からは抗原定性検査キットが配布されることになり、希望する診療・検査医療機関やそれ以外の医療機関にも配布をしたところであります。
卸業者に確認したところ、現時点で、抗原定性検査キットは十分に在庫があるとのことであります。またPCR検査等を行う検査機関も十分な能力を有していることを確認しております。
次のいわゆる「波」に合わせて検査体制や検査方法の変更も考えられるところではあり、現時点で具体的に詳細に申し上げることは困難でありますが、ツインデミックにも対応できる必要な検査を確実に実施するために、今後とも国に対して検査需要に見合う十分な供給体制の構築を要望してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください