トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 企画財政部 > 企画財政部の地域機関 > 川越比企地域振興センター > 県民生活 > NPO法人活動紹介 > 特定非営利活動法人サンライズを訪問しました
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掲載日:2026年10月13日
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今回は特定非営利活動法人サンライズの実施事業「障害者雇用サポートセミナー」へ参加し、岡濱代表理事と河崎理事からお話を伺いました。
障害者雇用の現状と課題、そして展望について、九州産業大学名誉教授の倉知延章氏がご講演されました。
日本の障害者雇用促進制度は障害者雇用促進法をはじめとした多様な措置が進み、雇用促進が進展しています。障害者雇用は法定雇用率が急激に上昇するといった量的な側面がある一方で、雇用の質も向上するように努めるべきとの見解を示されました。
法定雇用率の上昇に伴い台頭している障害者雇用代行ビジネスの問題点を指摘しつつ、雇用育成ビジネスへと転換していく施策案など、大変興味深い内容でした。

続いて、エスビースパイス工業株式会社の宮嵜範人氏と椎野美穂氏から、障害者雇用の事例発表がありました。
埼玉県松伏町に工場を構える同社の事例は、まさにゼロベースから障害者雇用を実現したものです。
福祉事務所や特例子会社企業へのヒアリング・見学から始まり、採用前の支援体制づくりや採用後のフォローアップ等を、埼玉県障害者雇用サポートセンターをはじめとした支援を受けながらひとつずつ、一歩ずつ進められていた様子を伺うことができました。
宮嵜氏、椎野氏の熱のこもったスピーチに、会場からは大きな拍手が送られました。

セミナーの最後には、倉知氏、宮嵜氏、椎野氏に、埼玉県障害者雇用総合サポートセンター企業支援業務部門スーパーバイザーの朝日雅也氏をコーディネーターに加え、ディスカッションが行われました。
基調講演や事例発表を踏まえた、朝日氏のスムーズな進行や核心を突くような質問で、障害者雇用における現場の生の声や今後の展望を肌で感じることができました。とりわけ、障害者雇用の定着率が向上したその先に見える、高齢化の問題とそのあり方に関する意見交換は大変参考になるものでした。

―サンライズの成り立ちや、現在の活動について教えてください。
特定非営利活動法人サンライズはさいたま障害者就業サポート研究会に参加する有志で設立し、2007年に法人化しました。企業支援を中心として、障害者雇用のトータルサポートを理念としています。経験豊富な専門スタッフが多数在籍していることが強みで、昨年からは障害者雇用相談援助事業を開始しました。(埼玉労働局の認定を受けた第1号)
また、受託している埼玉県障害者雇用総合サポートセンター(通称サポセン)の企業支援による障害者雇用実績は162件まで拡大(令和8年9月16日時点)しています。
―貴法人のホームページを拝見すると『友成塾』という文字が目に入りました。これはどういった取り組みでしょうか。
支援員向けの勉強会で、月1回夜間7時から9時まで大宮で開催しています。福祉施設の職員や就労支援事業所の支援員らが参加し、企業のニーズや課題解決策をケーススタディで学ぶことができる勉強会です。
企業が障害者を雇用するには、福祉施設が適切な人材を推薦することが重要です。そのため支援員自身が企業を理解する必要があります。友成塾は企業と福祉施設をつなぐ「架け橋」としての役割を果たしています。
―情報発信についても工夫されているようですね。
2024年12月にホームページを開設してから、発信を強化しています。ホームページには事例やお知らせを掲載し、YouTubeではイベント動画を配信。今はXでも発信を始めました。実際、ホームページを見てセミナー情報から私たちへ連絡してくださる方もいます。この時代、発信は本当に大事だと感じています。
―ありがとうございます。最後に、今後の展開について一言お願いいたします。
企業や福祉施設、支援機関等が強く連携するような環境が理想です。そうなれば、障害者雇用の質がさらに向上し、すべてのステークホルダーにとって良い結果が生まれると信じています。関係者の皆様との協働を大切にしながら、これからも挑戦を続けていきたいです。