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掲載日:2024年3月21日
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今回は、NPO法人カローレを訪問しました。
カローレは、昭和53年に鶴ヶ島市で学童保育を行う団体として発足しました(当時の法人名は「学童保育をつくる会」)。学童保育に加え、小規模保育、学習支援、コミュニティレストラン、子ども食堂、放課後等デイサービス、障がい児相談支援などの事業を増やし、現在では0歳から18歳まで切れ目のない総合的な福祉サービスを行うNPO法人となっています。今後も地域から必要とされる事業があれば行っていくそうです。
↑ベーゴマで遊ぶ学童保育の子どもたち
↑けん玉で遊ぶ学童保育の子どもたち
浅見副理事長兼事務局長から現在の活動状況、法人運営のヒントを伺いました。
浅見さんは、「非営利企業」(NPO法人)と「営利企業」の法人運営について大きな違いはないとおっしゃいます。非営利企業が「ミッション(使命、目的)優先」、営利企業が「利益優先」であるということに関しては違いがありますが、NPO法人も一般的な企業のように、「収益を上げる・長く事業を続ける」ための努力と工夫が必要になるということです。そのため、今後行う職員に対する研修では法人運営に必要な「経営の知識や技術」を積極的に教えていくとのことです。
また、多様な事業を行うカローレの組織は、13の事業部門と18の施設から成りたち、NPO法人としては組織規模の大きい法人となっています。組織の規模が大きいと財政面や人材面において苦労する点が一見増えそうですが、浅見さんはその逆だとおっしゃいます。つまり、財政面においては一つの事業で赤字が出た場合、もう一つの事業で補えることもあり、また人材面においては職員が複数の事業を経験することでスキルアップにつながる、そのような事例があるそうです。
このようにカローレは「地域の福祉に貢献するというミッション」を達成しながら、同時に収益を上げる・長く事業を続けるといった「経営」の視点も持ち合わせたNPO法人であると強く語られました。
↑地域間交流のある新潟県栃尾来伝地区での稲刈りの様子
NPO法人カローレは、地域に密着した子育て支援事業中心の非営利組織です。毎日元気な子どもたちに囲まれて活動しています。現在は最優先課題として「子どもの貧困の解決」を掲げ、子ども食堂や学習支援事業を積極的に進めています。地域の皆さまの理解と協力なくして、これらの事業は出来ません。皆さまのあたたかいご協力をよろしくお願いします。
↑お話を聞かせていただいた、浅見副理事長兼事務局長
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