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掲載日:2019年9月12日
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ストロベリーハートは、平成14年に知的障がい者のダンス活動を中心とした任意団体として発足しました。平成16年には音楽部門が発足し、その後、音楽活動を行っている知的障がい者グループのコンサートを開催するなどの支援を目的として、平成18年にNPO法人化しました。
川越市内にあるスタジオ兼事務所の「音楽工房」で、音楽グループの演奏技術向上のために、元特別支援学校の音楽教諭などボランティアによる熱心な指導を行っています。音楽活動を通して、知的障がい者が自信を持ち、自立した生活を目指していくことを目標に活動をしています。
また、将来的には日本で3番目の音楽作業所を目指しており、音楽グループのメンバーを増やす取り組みも積極的に行っています。楽しみながら大好きな音楽活動を行うメンバーに憧れて、体験教室を通して新たにメンバーが増えたそうです。
現在は、知的障がい者の音楽グループ「いちご」を含む3団体の音楽活動を支援し、隔年で主催コンサートを開催するほか、高齢者施設等への訪問コンサートや文化会館からの依頼コンサートを開催しています。
さらに、コンサートの様子や来場者の感想を掲載した会報誌「ストロベリータイムズ」を発行し、知的障がい者への理解を深めてもらう活動を行うとともに、活動資金の調達のために会報誌への広告募集を行い、多くの支援を受けている団体です。
ストロベリーハートは、平成30年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。
平成30年10月14日(日曜日)に、川越駅東口多目的ホール(クラッセ川越)で、ストロベリーハートが支援する音楽グループ「いちご」を中心とした「ストロベリーハートコンサート」が開催されました。
当日観客は約110名で、急きょ座席を増やすなど大変盛況でした。コンサートでは、「威風堂々」や「聖者の行進」など15曲を演奏しました。演奏曲の中にはメンバーが息を合わせて協奏する「威風堂々」をはじめ、リズムが難しい5拍子の「テイクファイブ」など難度が高いものもありました。
また、今回のコンサートでは、初の試みとして演奏指導をしている先生自らが所属する音楽グループ「すいーとぽてと」が友情出演し、フィナーレ曲「翼をください」を全員で合唱しました。合唱の際には、メンバーが手話を交えて体全体で音楽を表現していました。最後は感動で涙を流して出演者と来場者が抱き合うなど、会場は一体感に包まれていました。
演奏終了後、司会の方が、出演者の演奏技術が年々向上しており、今後はさらに大きなコンサートにしていきたいと声を詰まらせながら語られていました。
本会は平成18年8月に音楽の大好きな知的障がい者が演奏活動を通じて地域と共に生き、自立できるようになる音楽作業所設立を目指して立ち上げた会です。川越市的場に「音楽工房」を設け、練習拠点として活動しています。キーボード、マリンバ、ボンゴ等の楽器を演奏する複数のグループを支援しています。
具体的には本会主催コンサート、老健施設や公共施設等への訪問コンサート、依頼コンサートを実施し、クラッシック、ポップス、演歌、手話音楽まで幅広い曲目の演奏で地域の方々に楽しんでいただいています。
本年度の本会主催「ストロベリーハートコンサート」は10月14日(日曜日)に実施しました。おかげさまで100名を超える大勢の方に来ていただき、「感動した」、「また聴きたい」等たくさんのはげましの言葉をいただきました。本当に感謝の念でいっぱいです。メンバーの活動の原動力は発表の場があるということであり、今後もコンサートを継続開催してきたいと考えています。
今後はコンサート主体に演奏の質の更なる向上と仲間を増やし演奏の幅を拡げたいと思っています。健常者の音楽グループとの共演も増やし、地域での認知度向上も図りたいと考えています。
~NPO法人「ストロベリーハート」 代表理事 高橋 泉~
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