NPO法人Re-eachを訪問しました!
当事者の声から発達障害の理解を広げるNPO法人Re-eachを取材しました。
設立間もないながら、講演会・交流会やSNSでの発信を通じて、教育・福祉・地域をつなぐ活動を進めていらっしゃいます。
令和7年11月30日に法人が開催した交流会の様子と、法人の取り組みをご紹介いたします。
当事者の声を“直接”届ける学び
11月30日のイベントの前半は、ASD(自閉スペクトラム症)を中心に、コミュニケーションや社会性のつまずきについて代表理事である亀尾氏の解説を通して学びました。
難しいテーマも具体例が豊富で、明日から実践に活かしやすい内容でした。
後半には、ASDの当事者のかたから直接お話を伺うグループワークを行いました。
幼少期にどのような気持ちを抱えていたのか、日常生活でどのような壁を感じているのか等をお聞きすることができ、非常に有意義な時間となりました。
当日は約30名が参加し、当事者のかたとのグループワークでは活発に意見や質問が交わされました。

立ち上げの思いと心強い仲間
代表理事の亀尾氏は特別支援教育に課題を感じ、2022年からASDを中心とした情報発信を始め、2024年には当事者の声を集め、多くの保護者・支援者に届けるためにNPO法人Re-eachを設立しました。
会員の約半数は特別支援学校の先生で、児童養護施設や放課後等デイサービスの実務者も加わり、専門性と熱意が活動を支えています。
11月30日のイベント当日も、若いスタッフの皆さんが熱心に運営をサポートしており、チームの一体感が伝わってきました。

これからのRe-each
Re-eachは、当事者の声を、もっと身近に届けていくことを大切にしています。
来年度以降は、勉強会や地域とのつながりを少しずつ広げ、学校や放課後等デイサービスなどと連携しながら、参加しやすい学びの場を増やしていくそうです。
発達特性を「白か黒か」で決めつけず、誰しもが持っている連続的なものとしてとらえる視点を子どもたちに伝えていく—その積み重ねが、お互いを理解し合える空気につながっていくと感じさせる、前向きな姿勢が印象的でした。
法人からのメッセージ
「発達障害の捉え方を変えること」「自閉スペクトラム症(ASD)の当事者の声を聴いてみること」これだけで世界は一変します。
まずは当法人のHPに足を運んでみてください。
そして、ぜひ身近の人に「こんな活動してるんだってさ」「動画もあるって!」と教えていただけますと幸いです。
まだまだこれからですが、応援していただけると嬉しいです!
法人の概要・連絡先等はNPOコバトンびんからご確認ください。
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