トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 企画財政部の地域機関 > 川越比企地域振興センター > 県民生活 > NPO法人活動紹介 > 特定非営利活動法人川越きもの散歩イベント「きもの・伝統とフリースタイル」を訪問しました
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掲載日:2023年6月12日
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平成13年から川越で毎月28日にきものでの街歩き「川越きもの散歩」を開催してきました。平成20年に同名でNPO法人化し、毎月のきもの散歩を続けながら、更に、着物を切り口にしたまちづくりの活動をしています。
また、埼玉ブランド繭「いろどり」の広報活動や親子きもの体験、児童養護施設出身のかたの「振袖撮影会」など、きもの文化を次の世代に伝える活動も実施しています。
その一環として、11月に埼玉県主催で行われた「埼玉 WABI SABI 大祭典2021」の中できものショーを開催されました。
ショーは、埼玉県の和文化の魅力を発信するためのイベントとして開催された「埼玉 WABI SABI 大祭典2021」のステージプログラムとして開催されました。
まず初めに、「きものショー」のイメージを塗り替える軽快な音楽に合わせて、英国人着物研究家のシーラ・クリフさんと代表理事の藤井美登利さんが登場しました。
シーラ・クリフさんはアンティークのきものに赤系の重ね襟、赤のつば広ハットでかわいらしく、藤井さんは黒いきものにレースの手袋、ファーベスト、カクテルハット、編み上げブーツと貴婦人のような装いでした。
ショーは伝統的なきものの着こなしとフリースタイルの着こなしに分かれていました。
伝統的な着こなしでは、振袖と羽織袴、黒留袖のかたがたがショーを行いました。
振袖と羽織袴を着ていたのは児童養護施設出身者に振袖体験を行っている「achaプロジェクト」の皆さんで、女性は赤の振袖と淡い桃色の振袖を男性はそれぞれ白と黒の羽織袴で登場しました。
黒留袖のマダムは、それぞれ裾模様に、宝船・風神雷神・鶴の入った、落ち着いた中にも華やかな装いでした。
フリースタイルの着こなしでは、それぞれ伝統的な着方にアレンジを加えた目を見張るような姿の皆さんが登場しました。
女性は、
グレーのきものにワイシャツ、ネクタイ、ブーツ、ベルト、英国紳士のような帽子。
深めの黄色のきものを短く着付け、裾に深緑のロングプリーツスカート、えんじ色のエレガントなニット帽。
淡い黄色のきものにレースのシャツを覗かせ、マーガレットのイヤリングを揺らし、イラストレーターさんが手書きで描いたという水色の帯に飾り腰ひもを結んでいます。
アンティークの華やかな桃色のきものに紅葉と菊の帯、大正風な半襟を幅広く出して小さな帽子風の髪飾り。
どれも、真似をしたくなるような魅力に溢れていました。
続いて出てきた男性二人は、
アメリカ出身で英語の先生をしている男性は黒のきものに長羽織、行田でオーダーした緑の市松模様の足袋。
365日きもので生活してきものとタキシードしか持っていないというスチームパンク造形アーティストMac Nakataさんは、黒のきものから大胆に芥子色の襦袢を出し、ワイシャツ、革のベルト、ネックレスにサングラスという装いの上に、フルートと尺八とメーターを組み合わせた廃品利用のアート作品を手に持った、これぞスチームパンクという装いでの登場でした。
トリとして赤の細縞のきものを着た大野知事が登場しました。
知事からの挨拶で終わるかと思いきや、舞台の上でスチームパンク風に変身して締めとなりました。
司会をされた藤井さんの「皆さんも是非、タンスに眠ったきものを気軽に着てみてください」という言葉も、舞台に出てきた皆さんの雰囲気も、きものの楽しさを是非再発見してほしい、という思いが強く伝わってくるショーでした。
当法人は、毎月28日に川越の成田山別院蚤の市集合できもの散歩を行っています。
また、令和4年11月には川越市市制100周年事業の一環として「川越・前橋・横浜絹ものがたりフォーラム」を開催する予定です。また、着物よろず相談の場として、成人式の振袖の相談などもお受けしています。
当法人の活動に興味のある方は、是非ホームページからご連絡ください。お待ちしています。
(残念ながら、令和4年1月28日のきもの散歩はコロナ禍のため中止になりました。)
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