トップページ > 彩の国統計情報館 > 統計ア・ラ・カルト > 統計ア・ラ・カルト第141号「子どもの『むし歯』は年々減少傾向 すべての学校段階で4割を下回る~『平成30年度学校保健統計調査』より~」<2019年2月号>

ページ番号:144367

掲載日:2024年5月7日

ここから本文です。

統計ア・ラ・カルト第141号「子どもの『むし歯』は年々減少傾向 すべての学校段階で4割を下回る~『平成30年度学校保健統計調査』より~」<2019年2月号>

すべての学校段階で過去最低

学校保健統計調査は、満5~17歳の児童・生徒を対象に、発育や健康の状態を明らかにすることを目的に、毎年実施している調査です。
平成30年度は、埼玉県で、県内の194校が指定され、むし歯やその他疾病に関する健康状態調査として、平成30年4月~6月に114,497名を対象に実施されました。
同調査によると、埼玉県のむし歯(治療済みを含む。以下同じ)のある児童等の割合は、すべての学校段階で平成29年度より減少しました。
 

むし歯(治療済みを含む)のある児童等の割合(埼玉県)
 

平成30年度

平成29年度

全国平均(平成30年度)

幼稚園

28.8%

29.8%

35.1%

小学校

37.9%

41.5%

45.3%

中学校

31.0%

33.0%

35.4%

高等学校

38.9%

44.0%

45.4%

 

むし歯の割合は年々減少傾向

 10年前の平成20年度を見てみると、むし歯のある児童等の割合は、おおむね50%を超え、高等学校では60%を超えていました。しかし、その後はほぼ毎年減少し、平成30年度には、すべての学校段階で40%を下回っています。 

 

むし歯の割合の推移(埼玉県)

 ピークは昭和45~55年ごろ

全国調査の結果から、推移を見てみると、昭和23年度の調査開始後、右肩上がりに増加し、幼稚園では昭和45年度、小学校・中学校・高等学校では昭和50年代半ばにピークを迎えました。ピーク時には、10人中9人以上にむし歯があるという結果でした。
しかし、その後は、減少傾向が続き、現在では、ピーク時の半数以下と大きく減っています。

 

むし歯の割合の推移(全国)

 

                                           (注)幼稚園については昭和27~30年度及び昭和46年度は調査していない。

                                                                        (文部科学省「平成30年度学校保健統計速報」より) 

むし歯の多い年齢は9歳と17歳

むし歯が減少した平成30年度ですが、埼玉県のむし歯の割合を年齢別に見てみると、9歳と17歳が高くなっています。
10歳から12歳は、乳歯が生え替わる時期のため、むし歯の割合が減少しますが、その後、再び増加しています。
17歳では、43.9%と、9歳(43.7%)と同程度高くなり、未治療(未処置)の歯がある生徒の割合も、20%を超える結果となっています。
 

年齢別 むし歯の児童・生徒の割合(埼玉県)

 

詳しくはこちらへ
埼玉県「平成30年度学校保健統計(学校保健統計調査)調査結果」
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0206/kense/toke/hoken/h30/index.html

文部科学省「平成30年度学校保健統計速報の公表」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/1411711.htm

 

お問い合わせ

総務部 統計課 労働学事担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

ファックス:048-822-3758

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?