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ページ番号:289117
掲載日:2026年10月23日
Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
埼玉県では、小学校4年生から中学校3年生まで、毎年約27万人を対象に埼玉県学力・学習状況調査、いわゆる県学調を実施しています。その特徴は、同一の生徒を継続して調査し、一人一人の学力の伸びや認知能力を把握できることです。CBT化によって大規模なデータを蓄積・分析できる環境も整ってきました。重要なのは、こうして把握した伸びを次の授業や学びにどう生かすかです。
現在、県では、学力を大きく伸ばした個別の好事例などを学校に紹介していますが、優れた指導は個々の教員の経験や工夫に支えられて、十分横展開されていない現状もあると思います。
そこで、膨大な県学調のデータをAIで分析をして、そして児童生徒の学力を伸ばしている指導方を抽出することで、これまで個々の教員に蓄積されてきた優れた実践を県全体で共有できる知見へ変えていけないかと考えます。また、児童生徒自身に対しても、一人一人のこれまでの学習状況に応じて、次に何を学べばよいのかまで分かる仕組みへ発展させることも考えられます。
県学調を学力を測る調査にとどめず、AIを活用し、優れた指導を県全体へ広げ、教員の授業と児童生徒自身の学びの双方を伸ばす仕組みへと進化させられないかと考えますが、教育長の御見解をお伺いいたします。
A 石川薫 教育長
県ではこれまで、県学力・学習状況調査の結果を活用し、優れた指導技術を持つ教員の授業動画や各学校の好事例を共有してまいりました。
議員御指摘のとおり、今後はAIを活用することで、教員の指導力と児童生徒の学力の両方を伸ばす取組をさらに進めることが重要であると考えております。
教員の指導力については、蓄積された大規模データをAIで分析することで、児童生徒の学力や非認知能力を大きく伸ばしている学校・学級における効果的な指導方法の知見をさらに充実・体系化させ、その成果を県内に横展開してまいります。
また、児童生徒の学力については、県学力・学習状況調査で把握した良いところや課題を自らの学習につなげられるよう、調査結果を分かりやすく説明するとともに、学習意欲を高め、主体的な学習につながるアドバイスを行うAI機能について検討してまいります。
こうした取組を通じて、県学力・学習状況調査の結果のさらなる活用を進め、教員の指導力と児童生徒の学力の両面から、これまで以上に「伸ばす仕組み」へと展開させてまいります。