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掲載日:2026年10月23日
Q 山田裕子 議員(ネット)
県立伊豆潮風館は、障害のある方とその家族が安心して宿泊できる施設として、長年利用されてきました。県では現在、廃止も含め、今後の在り方を検討していると承知しております。
私自身も、先日改めて潮風館に宿泊しました。そこで感じたのは、障害のある方が安心して宿泊するために必要なのは、単に建物がバリアフリーであるということだけではないということです。潮風館には、浴場のリフトや障害特性に応じた貸出し用品などの設備に加え、食事に時間がかかる方をせかさず待つことや、障害特性による行動を特別視しないことなど、長年の受入れの中で培われた職員の経験と対応があることを感じました。
県は、民間宿泊施設のバリアフリー化などを踏まえ、民間施設による代替も可能との考えを示されていますが、しかし、段差がない、車椅子対応の客室があるということと、潮風館と同じように安心して利用できるということは必ずしも同じではありません。障害のある方の宿泊実績、職員の対応力、入浴施設や貸出し用品なども含め、民間の施設が潮風館と同等の機能が本当に確保されているのかなど具体的に検証した上で、今後の在り方を慎重に判断すべきと考えますが、福祉部長の見解を伺います。
A 岸田正寿 福祉部長
民間宿泊施設の中には、リフト付きのお風呂を備えていたり、従業員向けに障害への配慮などについて研修を行っているところもあると承知しております。
障害のある方やその家族がどこでも気兼ねなく宿泊できるよう、民間宿泊施設での障害に配慮した環境づくりを進めていくことは重要と考えます。
そこで現在、県内の宿泊施設において、障害のある方の宿泊実績や多様な障害特性に対応できる設備や配慮が具体的にどのように提供されているのかなどについて調査するなど、検証作業を進めているところでございます。
今後、他県での民間宿泊施設を活用した取組なども研究し、伊豆潮風館を含め、県として障害者の社会参加を進めるためにどのような役割を担うのか、障害のある方や関係団体、さらには障害者の社会参加に知見を有する専門家からも意見を伺い、慎重に判断してまいります。