埼玉県議会 モバイル部門 埼玉の「魅力」特別賞「200年の時と共に」

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掲載日:2026年7月9日

令和8年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(金子裕太議員)

AGI時代に対応した埼玉県行政の体制構築について-CAIO(AI統括責任者)の設置について

Q 金子裕太 議員(自民)

デジタル庁は昨年5月、全省庁にCAIO(AI統括責任者)の新設を指示し、総務省も昨年8月、ワーキンググループ報告書とAI活用導入ガイドブックで地方自治体にCAIO相当の責任者設置を促しています。全国初のCAIOを設置した磐梯町、市長自らCAIOに就任し日本DX大賞を3年連続している都城市が動いている中、人口730万人以上の埼玉県が検討していないのはどうかと思います。
現在、県のDX周りのトップはCAIOの副知事であり、兼務にとどまっています。国が全府省庁にCAIO新設を促したのは、兼務では無理だという判断からだと思います。AIを本当に理解している人材を民間アカデミアから直接登用する形でCAIOというポストを新設する、その判断を今こそ求めます。
CAIO設置の是非と外部からの直接登用に向けた具体的な制度設計について、知事の見解を伺います。

A 大野元裕 知事

国は、自治体に対してCAIOの設置など組織における責任の明確化を求めていますが、その目的は「専任ポストを新設すること」自体ではなく、AI活用における責任の所在の明確化であります。そして組織として統括機能を持つ体制を整えることが本質であると受け止めております。
本県では、私をトップとしたガバナンス体制、CIOである副知事を中心にDX推進会議を設置し、分野や組織の枠を超えた事業間連携を図り、トップの強いリーダーシップに加え、組織横断、ボトムアップ、外部知見を融合させた、持続的で実行性の高いDXの推進体制を構築しているところであります。
AIの導入・運用におけるリスク管理、倫理面の配慮、業務プロセスの見直しなどの課題についても、既存の組織構造の中で対応できる体制を整え、国が求める責任の明確化については実施済みと考えています。
また、民間やアカデミアといった外部専門人材については、県政の意思決定や責任を直接担う立場への登用よりも、その力を状況に応じて適宜活用することで、引き続き組織全体のAIの対応力強化につなげてまいりたいと考えます。

再Q 金子裕太 議員(自民)

知事自身に深い御知見があって御指示を出されているのは、本当にこの埼玉県の強みだと私は思っているんですけれども、ただ、この分野に関しまして私が執行部の皆さんとやり取りしているときに、エージェントAIを使ったことない人ばかりで、これで本当に大丈夫なのかなと、知識が追いついているのかなということをいろいろとやり取りの中でも既に感じております。
今の体制で大丈夫だということだとは思うんですけれども、しっかり今必要なのは、人事異動が県庁ではあるわけなので二、三年ごとに担当者が替わったりするような体制ではなくて、腰を据えて即戦力で、かつ権限を持って判断できるプロフェッショナルの方が必要なんじゃないかなということを思っております。
県庁全体をアップグレードさせながら、職員を育てながら任せられ、育てながら変化に対応していく。だからこそ、外部からの専任登用、外部じゃなくてもいいですけれども、専任で知事以外のCAIOが責任感を持って、このAI分野、DX分野も含めて見ていただける方を設置していくべきじゃないかなとやっぱり思っているんですけれども、そちらについての御見解を再度お伺いさせていただきます。

再A 大野元裕 知事

埼玉県の特徴として、特定の専門家を組織内に入れないことによって、多くの県庁の職員が自分事としてこれまでデジタル化に取り組んできたといった、こういった特徴があると思っています。
他方で、外部専門人材を登用するというのは組織に新しい刺激をもたらすとか、あるいはその持っていない知識を持ってきてもらう、こういったプラスの側面、この両方が私はあると思っています。
その意味では、CIOをしっかりと作ることによって、人材の育成や御指摘のあった2年とか3年といったスパンを超えてですね、中期的な目標、これは私絶対必要だと思っていて、これは副知事を信頼してやっていただきたいと思っていますし、私自身も自分でリーダーシップを発揮しようと思っています。
他方でCAIOのような、特に先ほどのお話ではないんですけども、数週間ぐらいは見ていませんが、少なくとも半年見てても、まったく状況が変わるような中で、外部人材を中に取り込むと陳腐化するという、実はもう一つのリスクがございます。
そこを、実は私は両方見ながらだと思っていますので、先ほどお話があったCAIOは、登用が目的ではなくて、仮にその後先ほど申し上げた行政のAIみたいなものがしっかりと確立されたときに、そこで初めて段階として考えていくべきだと思っているので、今はCIOでやっていただいて、その後のCAIOについては、その次の段階かなと思っていますので、今の段階で明確にCAIOが必要だというのは、責任の所在を国は求めるようにしていくことが必要と、そう考えているということでございます。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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