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掲載日:2025年12月19日
環境農林委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案8件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、環境部関係では、第140号議案ないし第142号議案について、「今回の指定管理者の募集に当たり、県内事業者の応募を増やすためにどのような取組や工夫を行ったのか」との質疑に対し、「過去に応募があった企業をはじめ、各種団体や県内における類似施設の指定管理者、環境保全活動に取り組む民間企業などに幅広く周知を行った」との答弁がありました。
次に、農林部関係では、第122号議案について、「家畜保健衛生所機能強化事業に関して、工期延長により、開所の準備期間が短くなるが、来年9月に予定している家畜保健衛生所の開所に影響はないのか」との質疑に対し、「建物の引渡しから開所までの3か月間で、準備作業を行うことは十分可能であり、開所への影響はない」との答弁がありました。
また、追加提出された第175号議案について、環境部関係では、「クマ対策は、恒久的なものとして講じていくのか」との質疑に対し、「クマが増えていく状況は、長期的に見て確実だと専門家も言っており、今年、出没件数が多いことから対策を強化するのではなく、長期的な視点で計画的に対策を講じていく」との答弁がありました。
このほか、第154号議案、第155号議案及び第171号議案についても活発な論議がなされました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案8件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「クマ対策について」質問が行われました。
その中で、「現在講じている対策及び中長期的な対策は何か」との質問に対し、「当面は、緊急対応として市町村が緊急銃猟制度を的確に運用できるよう支援に注力している。中長期的には、クマを人里に近づけさせない対策やクマの個体数を管理する取組を進めていく。森林関係では、現在、森林組合等に対して注意喚起を行っており、中長期的には雑草の刈り払いなどによるクマとの遭遇防止を図っていく」との答弁がありました。
また、「猟友会の会員数の増加や長瀞射撃場の活用を含めて、どのような対策を行っているのか」との質問に対し、「猟友会の会員数は減少傾向が続いているが、50代以下の入会が増えており、徐々に会員の若返りが進んでいる。新たな狩猟者の技術習得のため、研修会の開催や長瀞射撃場の活用を進めていく」との答弁がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
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