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掲載日:2025年12月18日

令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(山崎すなお議員)

県有施設の在り方は県民が決めるべき!県民活動総合センター等の存続を求めて-県民活動総合センターは存続を

Q 山崎すなお 議員(共産党)

埼玉県指定出資法人在り方検討委員会と県公の施設の在り方有識者会議は、県民活動総合センターの廃止を提言しました。党県議団は6月定例会の委員会で、両組織の委員は対象施設の視察や利用者等のヒアリングを行っていないとして、関係自治体や利用者・団体の声を早急に聴くよう強く求め、県も声を聴くと答えています。
県民生活部長に伺いますが、その後、各施設について関係者や利用者の声は聴きましたか。
伊奈町にある県民活動総合センターは、令和2年度に22万人余りから令和6年度は76万人余りと利用者は激増しており、小・中・高・特別支援学校の宿泊研修、手話の試験、ボランティア活動など全県から利用されています。そのため、廃止を聞いた県民、とりわけ伊奈町の住民は衝撃を受けています。
10月28日には、伊奈町町長が知事に熟議と、改めて検討を求める要望書を手渡しております。春日部・上尾市議会からは、存続を求める意見書が届いていると思います。
同センターは地域に根差し、県民生活になくてはならないかけがえのない宝です。一方的な廃止ありきの検討ではなく、存続を求める声に応えるべきです。知事の見解を伺います。
同センター大規模改修には、令和2年度から6年度までに既に18億9,000万円が投入されております。知事に伺いますが、18億9,000万円も投じて改修している施設を廃止するというのは、不合理ではないでしょうか。

A 大野元裕 知事

県民活動総合センターは、令和2年度と比較して利用者が激増したとの議員の御指摘ですが、他の多くの施設と同様、新型コロナウイルス感染症の蔓延時に利用者数が一時的に減少しましたが、現在ではコロナ禍前程度に戻ったとの認識であり、現在では多くの方に御利用いただいています。
また、伊奈町長からの御要望、春日部市議会や上尾市議会からの意見書についても、住民からの強い思いとしてしっかりと受け止めていく必要があると考えます。
一方で、公の施設の在り方有識者会議の報告で頂いた御指摘も、課題として真摯に検討していく必要があります。
次に、18億9千万円を投じて改修した施設を廃止することについてでございます。
県では、県民活動総合センターを安全・安心かつ快適に御利用いただくため、当然の責務として、これまで必要な改修を実施しており、議員の御指摘ではありますが、ファシリティマネジメントの観点から廃止すべきとの有識者会議の御指摘を頂く前の当面活用を継続する前提の時点において、改修を行わずに県民の生命と安心・安全、利便性を犠牲にする選択が適正とは考えません。
他方、長期的に施設を運営していくためには、毎年度3億円の指定管理料に加え、今後25年間で大規模改修を4回、78億円もの維持修繕費用が生じることが見込まれており、18億円余りの改修を行ってもなお、ファシリティマネジメントの観点から78億円を掛けるよりも廃止すべきとの有識者会議の提言も重要と考えており、施設の在り方を検討していかなければならないと考えております。
今後、利用者や町民・県民の皆様、伊奈町をはじめ県内市町村の御意見をお伺いするとともに、施設の在り方について、あらゆる視点から丁寧に検討を行ってまいります。

A 横内ゆり 県民生活部長

施設の在り方を検討するためには、関係者や利用者の御意見をしっかり伺うことが重要と考えております。
先日、地元伊奈町の大島清町長がお越しになり、知事に対して、県民活動総合センターに対する町民の熱い思いをお聞かせいただきました。
また、担当レベルでも、伊奈町のほか、市議会の意見書をいただいております春日部市、上尾市の担当部局との意見交換をしております。
意見交換では、3市町が所管する類似施設の利用状況等に関する情報を共有いただいたほか、住民からの意見を丁寧に聞いてほしいとの御意見をいただきました。
今後、利用者や関係者の皆様、また、県民、県内市町村の御意見もしっかりと丁寧に伺いながら検討を進めてまいります。

再Q 山崎すなお 議員(共産党)

知事に伺います。
現在、県民活動総合センターの存続を求める紙の署名とネット署名が進んでいます。ネットは既に3,000筆を超え、地元の伊奈町などでは自治会レベルで署名が集められています。
センターは、全県の多種多様な団体・個人が利用しています。県有施設の在り方は県民が決めるべきです。廃止ありきの検討でないならば、センターの在り方について大々的に県民コメントを実施したり、大規模な公聴会や説明会を開いたりして存続を求める声を直接聴き、その声に応えていただきたいのですが、知事、いかがでしょうか。

再A 大野元裕 知事

この県民活動総合センターにつきましては、ファシリティマネジメントの観点からの提言と同時に、県民の皆様の利便性、あるいは、その声についても大変重要であると考えております。
そこで今後は、先ほど申し上げたとおり、ファシリティマネジメントの観点の提言ではありますけれども、今後の在り方については、利用者の方々、それから町民・県民の皆様、それから伊奈町をはじめとする県内市町村の御意見を丁寧にお伺いした上で、あらゆる視点から検討を行ってまいりたいと考えております。
ただし、先日も御答弁させていただきましたが、まだ検討のスケジュール等を決めているわけではございませんので、具体的な手法については、それに基づき考えさせていただきたいと思っております。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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