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掲載日:2025年10月22日
Q 立石泰広 議員(自民)
この夏は、連日の猛暑により様々な影響が発生しました。例えば、川口にあるグリーンセンター、4月には入場者数が約5万人、7月、8月には1万人を切るといった状況があります。さらに、1日においては入場者数が200人程度にとどまる日もあったと承知しています。
こうした状況の中で、試行的に開門時間を2時間早める取組を実施したところ、その2時間だけで80人の来場者がある日もあり、来園者のニーズに応じた柔軟な運営が有効であることが示されました。
グリーンセンターと同様に、県営公園でも日中に公園を訪れる方が減っているように感じられ、今後は夏場の利用促進に向けた取組が必要となると考えています。
開門時間の工夫だけでなく、夜間を活用したイベントなど様々な企画を積極的に取り入れる必要があります。例えば、チームラボのように光を活用した体験型のイベントや、夜間ライトアップ、イルミネーションなどを組み合わせることで、猛暑を避けながら楽しめる空間づくりが可能となります。これは家族連れや若者世代、さらには観光客を呼び込む新たな魅力創出にもつながります。
先日、グリーンセンターでは、3日間にわたりナイトガーデンという催しを実施しました。職員の手作りでライトアップをしましたが、3,000人のお客様が入るという大きな来場者を迎えることができました。こうした工夫を是非、埼玉県の中でも、観光客を呼び込む新たな魅力創出に力を注いではいかがかというふうに思います。
まず、猛暑による入場者減少への対応について、開門時間やイベント企画など柔軟な運営を県としてどのように進めるのか伺います。
次に、県営公園における夜間イベントの開催や光を活用した企画など、民間事業者やアート団体とのコラボレーションを今後どのように考えているのか、お伺いします。
最後に、県営公園は県民の憩いの場であると同時に、観光交流拠点としてのポテンシャルも秘めています。猛暑時代に対応した新しい魅力づくりを積極的に進めていただきたいと考えます。
現在、埼玉県麺類業界では、カレーせいろキャンペーンを行っています。川口市でも、先般カレーせいろ総選挙を行いました。
どのようにポテンシャルを高めていくか、御所見を伺います。
A 伊田恒弘 都市整備部長
まず、猛暑による入場者減少への対応を県としてどのように進めるのかについてでございます。
今年の6月から8月までの間、県内で最高気温35度以上の猛暑日が計49日観測され、過去10年間で最も暑い年となりました。
過去5年間、4月、5月と暑い時期の7月、8月の2か月の利用者数を調べたところ、利用者数が変わらない施設もある一方で、議員御指摘のとおり減っている施設もございました。
例えば、どの年も秋ヶ瀬公園や吉見総合運動公園などのテニスコートの利用者数は、概ね横ばいでしたが、こども動物自然公園では夏の暑い時期は減少しております。
このため、こども動物自然公園では、入園時間を夜の8時半まで延長するナイトズーを毎年企画し、園内で音楽ライブやタレントを招いたイベントなど様々な取組を実施し、多くの方々に来園していただいております。
今後もこのような猛暑が続く可能性があることから、県営公園への早朝夜間の利用者ニーズの把握に努めるとともに管理者と連携しながら様々な工夫を講じてまいります。
次に、民間事業者やアート団体等とのコラボレーションを今後どのように考えているのかについてでございます。
県営公園では夏季期間中、管理者が民間事業者と連携し様々なイベントを行っております。
例えば県営の水上公園では、開園以来初めてプールサイドを光や音楽で演出するナイトプールを実施しました。
さらに、しらこばと水上公園では日中のプール利用と合わせ、暑さを利用したテントサウナイベントを実施しました。
この結果、ナイトプールでは3つの水上公園いずれもチケットが完売になるなど大変盛況でありました。
また、テントサウナイベントにつきましても利用者から好評を頂いたところでございます。
他方、早朝や夜間の利用拡大に当たっては、音や照明など近隣住民への配慮に加え、安全管理面で日中以上の体制強化が求められており、その対応によってコストへの影響を考慮する必要があります。
議員御提案の趣旨を踏まえ、民間事業者と連携したイベントを管理者とともに研究してまいります。
次に、猛暑時代に対応した新しい魅力づくりを積極的に進めていくことについてどのように考えているかについてでございます。
県営公園は誰もが利用できる開かれた空間であるとともに、公園を訪れる利用者同士が交流できる観光・交流機能も期待されております。
公園の新たな魅力づくりとして、先ほど申し上げたナイトズーやナイトプールといった夜間のイベント、ビールフェスタなど大人を対象としたイベント、キャンプなど宿泊を伴うイベントなどが考えられます。
加えて、議員御指摘のとおり、民間事業者との連携により魅力づくりの可能性は更に広がっていくものと考えております。
今後民間事業者の意見も聞きながら、利用者増につながる取組を管理者とともに研究してまいります。
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