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ページ番号:269965
掲載日:2025年7月2日
文教委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案5件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第95号議案について、「げんきプラザで想定している林間学校の利用について、県内市町村設置施設の廃止が続く中、げんきプラザの利用価値も今後見込めないのか」との質疑に対し、「体験活動の重要性は非常にあるが、人口減少などにより、利用者の増加を見込むことは難しいと考えている」との答弁がありました。
また、「加須げんきプラザは令和元年度に大規模改修したばかりで廃止となるが、他のげんきプラザを含めて、今後、中学校部活動の地域移行で利用していくことなどは考えていくのか」との質疑に対し、「加須げんきプラザで実施した改修は、施設維持に必要なものであったと考えるが、毎年度の管理費や多額の改修費が見込まれることから、機能面及び適正規模の視点を重視して、再編整備を進めている。また、部活動の地域移行での利用など、今後の利活用については、地元などの話を聞きながら、検討を進めていく」との答弁がありました。
このほか、第86号議案、第96号議案、第97号議案及び第100号議案についても、活発な論議がなされました。
続いて、討論に入りましたところ、第95号議案に反対の立場から、「本施設の廃止が県民、こどもたちの活動機会の減少に直結すること、本施設は日帰りでの利用ニーズがあることから反対する」との討論がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案5件について採決いたしましたところ、第95号議案については多数をもって、第86号議案、第96号議案、第97号議案及び第100号議案については総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「防災拠点校に整備した体育館空調の使用について」質問が行われました。
その中で、「体育館空調の運用通知では、平時の利用について、熱中症警戒アラート発表時の授業等での使用に限定しているが、学校現場の暑さ指数等を基に、柔軟に運用できないか」との質問に対し、「体育館での暑さ指数の測定結果が熱中症警戒アラートの基準に相当すれば、アラートが発表されていなくとも空調使用が可能であることを運用通知で示し、周知していく」との答弁がありました。
また、「防災拠点校を除くほかの学校について、今後どのような暑さ対策を実施していくのか」との質問に対し、「エアコンの整備については、今後、財源などの見通しを立てながら引き続き検討し、それまでの間は何らかの暑さ対策ができないか、しっかりと検討していく」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、「指定管理者に係る令和6年度事業報告書及び令和7年度事業計画書について」並びに「令和7年度における指定管理者の選定について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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