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掲載日:2025年7月2日

令和7年6月定例会 「県土都市整備委員長報告」

委員長 柿沼 貴志

県土都市整備委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案4件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、下水道局関係では、第87号議案について、「本年2月定例会で90億円の補正を行ったが、今回更に金額が増加する事情は何か」との質疑に対し、「八潮市道路陥没事故の復旧においては、復旧工法検討委員会の意見も踏まえ検討を進めてきたが、当初予定していなかった地盤改良や臭気、騒音を軽減する工事を実施する必要があり、現在の予算額では不足が見込まれた。また、工事に伴う補償対応や既定予算で対応した工事の不足額についても計上している」との答弁がありました。
次に、第93号議案について、「本年4月に10名の職員を増員して、今回更に定数を増やす経緯と理由は何か」との質疑に対し、「10名を増員し、下水道管の復旧工事、再発防止対策を推進するための体制強化を図ってきた。今後は、近隣住民や周辺事業者への補償対応を更に進めるため、職員の増員が必要である」との答弁がありました。
このほか、第86号議案及び第94号議案については、執行部からの詳細な説明をもって、了承した次第であります。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案4件について採決いたしましたところ、第86号議案については多数をもって、第87号議案、第93号議案及び第94号議については総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「河川整備計画の変更について」質問が行われました。
その中で、「近年、河川整備計画を変更した笹目川と新方川について、新たな大規模河川施設の事業完了時期はいつになるのか」との質問に対し、「笹目川は、(仮称)戸田公園樋門と笹目川排水機場のポンプが二つの大規模河川施設であり、事業期間の令和13年までの完成を目指して取り組んでいる。新方川は、新しい調節池のための用地取得が必要であり、完成時期は現時点で明確にすることはできない。ただし、両施設とも、大規模浸水被害を受け事業化されたものであるため、スピード感をもって整備を進めていく」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、都市整備部から「指定管理者等に係る令和6年度事業報告書及び令和7年度事業計画書について」並びに「令和7年度における指定管理者の選定について」、下水道局から「包括的民間委託に係る令和6年度事業実績及び令和7年度事業計画の概要について」、県土整備部から「埼玉県の道づくり」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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