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掲載日:2022年8月18日

平成28年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(永瀬秀樹議員)

赤山城跡保護への支援について

Q 永瀬秀樹議員(自民

私の質問も、そろそろクライマックスを迎えようとしております。同じく、クライマックスを迎えているといえば、大河ドラマの真田丸、その最後の舞台といえば、皆さん御存じ大阪城、皆さんは私の地元、川口にかつて大阪城と同じ大きさのお城が存在していたということを御存じでしょうか。
川口市北部への神根地区、首都高速川口線と東京外郭環状道路という二つの高速道路が近接する川口ジャンクションの近く、首都高速川口線の川口パーキングエリアに隣接した場所にある赤山城跡がそれであります。ここは江戸時代に、関東軍代伊奈氏が寛永6年、小室、現在の伊奈町から当地に陣屋を移し、以来、163年間、十代にわたり関八州の幕府領天領を管轄した拠点でした。往時は湿地を外堀とし、本丸、二の丸、出丸、家臣の屋敷などがある曲輪、内堀などからなる約77万平方メートルの広大な城郭だったんです。
現在、赤山陣屋の会など地元ボランティアの皆様の協力もあり、一部は公園として空堀などの遺構が整備されています。しかし、改易、破却された城郭跡のために多くは土中に埋もれ、資料も乏しく、学術的価値を証明することが難しく、県においては旧跡指定にされており、正に歴史にうずもれた城跡と言えます。隣接地においては、現在、川口市が(仮称)赤山歴史自然公園を整備中であり、今後の保護の仕方によっては都心からほど近く、緑が豊かに残された歴史遺産として観光資源として活用できることも考えられます。この地域の貴重な歴史資産である赤山城跡の学術的価値の検証や更なる保護の推進について、県の支援を検討いただきたいと考えますがいかがでしょうか、教育長の御所見をお聞かせください。

A 関根郁夫 教育長

赤山城跡は、江戸時代にあった関東郡代であった伊奈氏の陣屋跡として、昭和36年に県指定旧跡になっております。
赤山城跡では、地元川口市によって開発や堀跡の整備に伴う発掘調査が部分的に行われてきましたが、城跡の学術的価値や全体像は、まだ十分に明らかになっておりません。
赤山城跡のような遺跡において、学術的価値を検証する場合、最も重要なのは、保存を目的とした発掘調査を計画的に実施することでございます。 
その上で、城跡の更なる保護を推進するためには、明らかとなった学術的価値に基づいた保存管理や活用に関する指針を示すことが必要です。
今後、川口市がこれらのことに取り組むときには、県として、技術的な助言、専門家からなる評価・指導委員会の開催、情報提供などを行うことができると考えております。
学術的価値を検証するための発掘調査の成果によっては、赤山城跡の評価が高まることも想定されます。
県といたしましては、赤山城跡の適切な保護に向けて、川口市との調整を図りながら、できる限りの支援をしてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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