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掲載日:2025年10月15日

令和7年9月定例会 「産業労働企業委員長報告」

副委員長 渡辺 聡一郎

産業労働企業委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会には、付託案件がなく、所管事務の調査として、「県内中小企業への資金繰り支援について」質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「新型コロナウイルス感染症の影響下で実施された実質無利子・無担保の融資、いわゆるゼロゼロ融資返済の負担が県内中小企業の経営を圧迫することが危惧される中、経営安定化を図るため、どのような支援をしたのか。また、支援実績はどうか」との質問に対し、「ゼロゼロ融資からの借換えを含め、新規の資金需要にも対応できる、伴走支援型経営改善資金や経営あんしん資金【経営改善おうえん特例】を創設した。また、伴走支援型経営改善資金は、令和4年4月から令和6年6月末までに8,917件、1,908億円の利用があり、業種別では件数ベースで建設業が33.7%、製造業が21.9%、サービス業が13.2%であった。後継資金として令和6年7月に県独自で創設した経営あんしん資金【経営改善おうえん特例】は、令和7年3月末までに716件、153億円の利用があり、業種別では件数ベースで建設業が37.7%、製造業が18.2%、サービス業が12.8%であった」との答弁がありました。
また、「県内中小企業を取り巻く経営環境が厳しい現状において、今年度どのように中小企業の資金繰りを支援しているのか。また、利用状況はどうか」との質問に対し、「令和7年4月に、経営あんしん資金【物価高騰特例】を創設し、物価高騰や人件費の上昇により利益率が5%以上減少している事業者を対象として、300億円の融資枠を確保している。令和7年8月末現在で226件、38億円の利用があり、業種別では件数ベースで建設業が32.7%、製造業が23.5%、サービス業が11.9%である」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、産業労働部から「SAITAMAロボティクスセンター(仮称)の整備について」、企業局から「更なる安定供給に向けた浄水場間の連携強化~吉見浄水場拡張工事~」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

 

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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