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ページ番号:273953
掲載日:2025年10月15日
環境農林委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会には、付託案件がなく、所管事務の調査として、「暑さ対策について」、「米のイネカメムシと高温障害による被害について」及び「高温による農作物被害について」質問がありました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
その中で、「今年の夏も危険な暑さだったが、県民の健康を守るため、県は現在どのような取組を行っているのか」との質問に対し、「県内30か所で測定した暑さ指数のリアルタイム配信など、熱中症を防ぐために関係部局とともに情報発信している。さらに、外出時の熱中症を防ぐため、今年度から民間企業と連携した日傘のシェアリングサービスを開始している」との答弁がありました。
次に、「米について、現在晩稲の収穫時期だが、昨年来イネカメムシの被害報告があり、被害状況を把握しているのか。また、高温障害についても被害報告があり、その把握も引き続き行う必要があると思うが、現在の被害状況はいかがか」との質問に対し、「イネカメムシについて、定点調査では昨年と比べ7月の発生数が多かったため、注意報を発表した。8月以降については、広域一斉防除を進めたため、昨年よりも発生数は少なくなっている。また、高温障害については、広範囲で白未熟粒が発生している。ただし、現在農産物検査中のため、全容は把握できていない。今後も、情報収集を進め、注視していく」との答弁がありました。
次に、「高温による農作物の被害は、県では対応できないところもあるので、国への要望をしっかり行っていただきたいがいかがか」との質問に対し、「国の担当部長会議や施策説明会などの機会を通じて県の実情を説明し、対策を講じてもらうように要望していく」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、環境部から「環境科学国際センターの取組について」、農林部から「埼玉県県産木材利用促進条例(仮称)骨子案について」及び予算特別委員会の附帯決議に関連して「農業技術研究センターの業務の効率化及びソフト・ハード面の充実について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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