トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年9月定例会 > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 9月30日(火曜日) > 安藤友貴(公明) > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(安藤友貴議員)
ここから本文です。
ページ番号:273873
掲載日:2025年10月22日
Q 安藤友貴 議員(公明)
デイサービスの事業所からは、書類が多過ぎて現場が疲弊しているとの声が多く寄せられています。利用契約書やケアプラン、各種計画書に加え、サービス提供記録、事故報告、ヒヤリハットの記録など、多くの書類作成が求められており、更に加算を策定するためにベッドの記録や会議録が必要です。
こうした状況は、利用者の支援よりも監査への対応を優先せざるを得ないという、本末転倒な矛盾を生じさせています。本来であれば、介護職員が力を注ぐべきは、利用者と向き合い、生活を支えるケアであるはずです。にもかかわらず、現状では書類作りのための介護になってしまっているとの声も届いております。
質問いたします。その書類の多さについて県としてどのように認識されているのか、福祉部長にお伺いいたします。
A 岸田正寿 福祉部長
県では、国の「介護保険施設等運営指導マニュアル」に従い、監査に必要な書類を事前に提出いただくとともに、一部の書類は当日に提示していただくよう求めております。
これらの書類は、いずれも電子化されたものを原則とし、監査前及び監査時に県の監査職員がパソコンの画面上で確認をしており、監査の質を落とさない範囲で簡素化に努めています。
議員お話しの利用契約書やケアプランなどは監査のために作成していただくものではなく、日ごろの業務において必要なものでございますが、書類作成に時間と労力が掛かることは望ましくありません。
現在、国において書類の負担軽減の議論が進められていますので、その動向を注視するとともに、必要に応じて国に現場の状況や意見を伝えてまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください