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掲載日:2023年9月7日
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研究成果を引用する場合や、図、表、写真等を転用する場合は、当センター企画担当(電話048-536-0312)に連絡し、了承を得た上でご利用ください。
平成29年度農林水産省「野生鳥獣被害拡大への対応技術の開発」委託事業の中で、アライグマだけを効率的に捕獲できる「アライグマ専用捕獲器」を企業と共同開発し、平成29年12月に特許出願しました。
平成27年3月3日に吉見町で行なった鳥獣害防除技術研修会の資料で、(1)野生鳥獣の生息状況とこれからの被害対策について、(2)ニホンザルの行動域と人里への依存について、(3)中型野生動物の電気柵による被害対策についてまとめてあります。
鳥獣害防除技術研修会(平成27年3月3日、吉見町で開催)配布資料
県内のニホンザルは、冬のエサの少ない時期、ユズをエサとして利用していることがわかりました。ユズを食べさせないことがサル被害対策には重要と考えられます。
獣害被害を防止するため、作物栽培ほ場等の周囲を取り囲む電気柵の設置方法を研究・開発し、マニュアルを作成しました。電気柵は、対象とする獣類によりいくつかの種類があります。
タヌキやネコを誤って捕獲してしまう錯誤捕獲を解消したアライグマ専用の捕獲器です。
「ラクーンキューブ」設置マニュアルver1.0(令和3年4月作成)(PDF:1,517KB)
アライグマ、ハクビシン等の中型動物に対応した獣害防止柵です。短時間で簡単に設置でき、低いので人間はまたいで中に入れます。被害にあう時期のみの設置で効果が得られ、収穫後の片づけも楽です。「楽落くんライト」は、丈夫なトリカルネットの代わりにやわらかい防風ネットを使うタイプで、設置にやや手間がかかりますがコストを大幅に下げることができます。
「楽落くん」設置マニュアルver3.0(令和3年3月作成)(PDF:2,708KB)
「楽落くんライト」設置マニュアルver2.0(平成30年11月作成)(PDF:1,801KB)
アライグマ、ハクビシン等の中型動物に対応した獣害防止柵です。
「白落くん」設置マニュアルver3.3(PDF:717KB)
ニホンザルにも対応できるよう「白落くん」の柵を高くしたもので、電線の本数など細かい違いはありますが基本的には同じものです。そのため、先に発表した「白落くん」のマニュアルも兼ねて作成してあります。
「電落くん(白落くん)」設置マニュアルver3.02(平成28年3月作成)(PDF:1,370KB)
カラスが見ることが難しい「黒いテグス(釣り糸)」のほ場への設置方法を研究し、被害を防ぐ方法を開発しました。
「カラス対策について」(平成28年3月作成)(PDF:728KB)
※研究成果には、旧組織名称が使われています。
(秩父農林振興センター内)
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