ページ番号:223612

掲載日:2024年3月26日

ここから本文です。

研究課題評価の公開(令和4年度)

研究課題評価の公開

  限られた研究資源で、効率的かつ効果的な研究開発を実施するために、研究課題の評価(以下「課題評価」という)を実施しています。課題評価において適切な助言を得ることで、研究員の創造性が十分に発揮できるように活用するものです。

  ここでは、課題評価の透明性を高めるとともに、試験研究について、広く県民の皆さまに知っていただくために、ホームページで公開いたします。

研究等評価委員会の設置

  「埼玉県農林水産試験研究機関研究課題評価実施要領(平成27年4月1日最終改正)」に基づき、厳正かつ公平性、客観性を確保するため課題評価を行う組織として、外部の有識者等で構成する研究等評価委員会(以下「評価委員会」という)を設置しています。

  令和4年度の評価委員会構成員は、次の8名です。

専門分野

氏名

現職等(令和4年10月現在)

作物全般

平澤 正

東京農工大学 名誉教授

園芸

荒木 陽一

高崎健康福祉大学農学部 生物生産学科教授

畜産

牛島 仁

日本獣医生命科学大学応用生命科学部動物科学科教授 

植物

米林 仲 

立正大学地球環境学部 環境システム学科教授

病害虫 高橋 賢司 元 一般社団法人 日本植物防疫協会技術顧問
食品 青柳 康夫  女子栄養大学栄養学部名誉教授

土壌肥料

相崎 万裕美

公益財団法人 肥料科学研究所 理事

農業政策

・普及
山永 高男

元 埼玉県農林部副部長(全国農業協同組合連合会 埼玉県本部 管理部 企画管理課 技術参与)

 

※ 敬称略

ページの先頭へ戻る

課題評価の種類と公開

  評価委員会で行う課題評価には、下記の3つがあり、このホームページで公開するのは、令和3年度に終了した研究課題を対象にした「事後評価」です。 

事前評価

新たに実施する研究課題について、県民ニーズなど農林水産行政からみた緊急性や重要性、本県農林水産業への貢献の可能性、技術的な達成の可能性等、多様な観点から、課題化の妥当性を評価します。

事後評価

研究終了後、当該研究の成否について総括するとともに、新たな研究計画の策定等に活かすため、研究目標の達成の度合い、 研究成果の波及効果、県民生活や本県農林水産業への貢献度など研究内容の全般について、 総合的な観点から評価します。

追跡評価

事後評価だけではその成果が確定できないと判断された研究課題については、研究終了後一定期間経過後に、追跡評価を実施します。

ページの先頭へ戻る

令和3年度に実施した課題の評価

  令和4年8月に埼玉県農業技術研究センターにおいて評価委員会を開催しました。評価は、完了課題の研究進行管理表及びプレゼンテーションをもとに、評価委員8名から評価をいただきました。

ページの先頭へ戻る

令和3年度に終了した課題の評価

評価基準(事後評価)

  評価基準は「総合評価」です。

総合評価
  • S:目標が達成されており、成果が大いに活用(具体的に計画)され、本県の農林水産業等の発展や研究における優位性に貢献する。
  • A:目標が達成されており、成果の活用(具体的に計画)されている。
  • B:目標がおおむね達成され、今後、成果の活用が期待できる。
  • C:目標の達成度が不十分である。あるいは、今後、成果の活用があまり期待できない。

 ページの先頭へ戻る

評価対象課題と評価結果

研究課題1:第Ⅱ.期イチゴの県オリジナル品種の開発
  • 研究担当:野菜育種担当
  • 研究期間:平成29年度~令和3年度
  • 研究概要:「早生性」「大果性」「高機能性」「輸送性、日持ち性」を育種目標として、早生性、大果性を有する市場出荷向け品種の育成や高機能性系統の作出を目指し、苗への重イオンビームを照射するとともに、果実硬度等から高輸送性母本の選定を行なった。市場出荷向け品種の育成において、早生性、多収性を持つ「べにたま」を育成し、品種登録申請をした。高機能性系統の作出については、重イオンビーム照射によって得られた個体のポリフェノール類含有率に再現性が得られず系統作出に至らなかった。高輸送性母本は、収穫後の果実硬度及び貯蔵後の果肉硬度の低下が少ない「埼園い3号」、「古都華」、「やよいひめ」を選定した。
  • 研究評価:総合評価S

お問い合わせ

農林部 農業技術研究センター 企画担当

郵便番号360-0102 埼玉県熊谷市須賀広784

ファックス:048-536-0315

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?