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掲載日:2026年8月31日
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限られた研究資源で、効率的かつ効果的な研究開発を実施するために、研究課題の評価(以下「課題評価」という)を実施しています。課題評価において適切な助言を得ることで、研究員の創造性が十分に発揮できるように活用するものです。
ここでは、課題評価の透明性を高めるとともに、試験研究について、広く県民の皆さまに知っていただくために、ホームページで公開いたします。
「埼玉県農林水産試験研究機関研究課題評価実施要領(平成27年4月1日最終改正)」に基づき、厳正かつ公平性、客観性を確保するため課題評価を行う組織として、外部の有識者等で構成する研究等評価委員会(以下「評価委員会」という)を設置しています。
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専門分野 |
氏名 |
現職等(令和8年4月現在) |
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作物全般 |
山岸 順子 |
元 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 |
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園芸 |
岡田 邦彦 |
元 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境研究部門 所長 |
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畜産 |
前田 友香 |
日本獣医生命科学大学 応用生命科学部 動物科学科 助教 |
| 食品 | 日笠 志津 | 日本栄養大学 栄養学部 食物科学研究室 准教授 |
| 病害虫 | 善林 薫 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中日本農業研究センター 所長 |
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土壌肥料 |
田中 福代 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 高度分析センター |
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農業政策・ 普及 |
山永 高男 |
全国農業協同組合連合会 埼玉県本部 管理部 企画経理課 技術参与 |
| 経営 | 佐藤 真紀 | 中小企業診断士 |
| 流通・販売 | 西村 依子 | コープデリ生活協同組合連合会 宅配第一商品部 生鮮グループ バイヤー |
※ 敬称略
評価委員会で行う課題評価には、下記の3つがあり、このホームページで公開するのは、令和6年度及び令和7年度に終了した研究課題を対象にした「事後評価」です。
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事前評価 |
新たに実施する研究課題について、県民ニーズなど農林水産行政からみた緊急性や重要性、本県農林水産業への貢献の可能性、技術的な達成の可能性等、多様な観点から、課題化の妥当性を評価します。 |
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事後評価 |
研究終了後、当該研究の成否について総括するとともに、新たな研究計画の策定等に活かすため、研究目標の達成の度合い、 研究成果の波及効果、県民生活や本県農林水産業への貢献度など研究内容の全般について、 総合的な観点から評価します。 |
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追跡評価 |
事後評価だけではその成果が確定できないと判断された研究課題については、研究終了後一定期間経過後に、追跡評価を実施します。 |
令和8年7月に埼玉県農業技術研究センターにおいて評価委員会を開催しました。完了課題の研究進行管理表及びプレゼンテーションをもとに、評価委員9名から評価をいただきました。
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研究等評価委員会の様子 |
評価基準は「総合評価」です。
研究課題1:スタートアップ!卵肉いいとこどり事業 卵肉いいとこどり開発研究事業
小型高産卵鶏との交配比率および交配様式の検討を行い、ケージ飼育に適した小型の体型で、一般的な採卵鶏に近い産卵能力、庭先販売で好まれる丈夫な卵殻を有する鶏を作出した。
研究課題2:環境DNAを指標とした水稲および麦類重要病害の発病リスク評価
コムギなまぐさ黒穂病では、土壌中の菌密度と発病程度に正の相関が確認されたが、土壌採取場所によってはeDNAが検出されても発病が確認されなかったことから、土壌の採取は1ほ場につき複数箇所から採取する必要があると考えられた。
また、人工汚染土壌を用いた試験では、eDNA量が102 copies/DWg以上で発病リスクが高まり、簡易的な検出手法としてLAMP法の有効性が示唆された。
研究課題3:緑肥導入による化学肥料削減と土壌への炭素貯留技術の確立
現地試験においても秋冬作ブロッコリーにて実証された。この結果を緑肥導入時の施肥設計の参考データとして当センター作成の施肥設計プログラムに反映した。
すき込みによる炭素残存率はソルガム、ヘアリーベッチ、エンバク、ライムギでは、6か月後で20~30%であることが確認された。
研究課題4:青パパイヤ増収技術の開発
定植時に黒マルチを被覆することで慣行の無マルチ栽培より収穫開始時期が約2週間前進し、収穫期間が拡大することで収量が増加することを明らかにした。
また、追肥を側条施肥することで慣行の全面施肥より施肥コストを37%削減できることを明らかにした。
これらの技術を基に青パパイヤ露地早熟栽培(マルチ)マニュアルを作成した。
研究課題5:キュウリ増収のための環境制御下の土耕栽培における最適な潅水管理技術の開発
そこで、県内の主流である土耕栽培における最適な潅水管理技術を開発した。
炭酸ガス施用下での養液土耕栽培では、潅水量を増やすことにより収量は増加し、栽培期間中、樹勢の変化に合わせて潅水増加量を調整することにより、さらに増収した。
また、朝夕の土壌水分の差(夕方-朝)がプラスかつ極力小さく安定するように潅水することで簡易に管理が行えた。
研究課題6:異常気象に対応できる麦・大豆生産技術の開発
そこで、小麦では、近年の気象条件における栽培方法について、大豆では、晩播適性の高い品種の選定や晩播時の病害虫防除法、作期別の栽培方法について検討した。
小麦では、近年の気象条件における最適播種時期の解明及び11月下旬播、12月中旬種の栽培法を確立した。
大豆では、極晩播適性の高い品種の選定、早播・晩播・極晩播に適した防除体系の解明、慣行から極晩播・早播での栽培法の解明を行った。