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ページ番号:65660

掲載日:2023年5月16日

平成28年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(神谷大輔議員)

自転車の取締りについて

Q 神谷大輔議員(自民

埼玉県内の自転車の交通事故件数は、平成26年9,175件、平成27年は8,576件と減少しています。また、昨年の改正道路交通法の施行に伴い、平成27年6月1日から自転車運転中に一定の危険な違反を繰り返した者を対象とする講習制度が導入されました。自転車の取締りの強化を求める人たちにとっても、自転車利用者にとっても、ルールを守るべきと意識を改める良い機会になったものと思います。
県警察でも、自転車の違反者に対する指導には一生懸命取り組んでいるものと思いますが、違反者が多過ぎるからでしょうか、ルール違反の自転車が走行していても、巡回中のパトカーからは何も指導を受けずに通り過ぎていってしまうような場面も残念ながらお見受けいたします。
パトロール中の警察官は、様々なものに目を凝らさなければなりませんので、ちょっとした自転車の違反は見落としてしまうこともあるかもしれませんが、例えば警察官に注意を受けた経験のある方が見た場合、警察は本当に公平・公正に自転車の交通違反に対応しているのか疑問を持たれかねません。注意を受けなかった者は、この程度の違反ならば注意を受けないと勘違いし、そもそも自分の行為が違反であることすら自覚すらしていないのかもしれません。このままでは、県民が自転車のルールを軽視してしまうのではないかと心配でなりません。
ルール違反の行き着く先は交通事故です。危険な違反者に対する講習制度が始まり、自転車のルール遵守がますます叫ばれている中で、警察官によるきめ細やかな注意や指導、あるいは声掛けは、県民自身がルールを守っていこうという自覚を促し、自転車による交通事故を防ぐことにつながりますから、県警察には更なる徹底した取締り、指導をお願いしたいところです。
現在、自転車運転者講習制度が始まり、8か月が経過しました。この講習制度による効果をどのように考えているのか。また、今後の取締り、指導をより一層強化すべきと考えておりますが、どのように取締りや指導を行っていくのか、警察本部長にお伺いします。 

A 貴志浩平 警察本部長

自転車運転者講習制度は、平成27年6月1日以降、一定の危険行為を3年以内に2回以上繰り返す者に対して、講習の受講を義務付けたものであります。
県警察では、街頭活動を強化したほか、県下一斉の自転車取締り日を多く設定するなどにより、制度の施行から本年1月末までに、危険性の高い違反206件を検挙し、20万8,145件の指導警告を行っているところであります。
本県では、未だ講習は実施しておりませんが、施行から本年1月末までの自転車の人身交通事故件数は5,563件、前年同期比でマイナス12.3パーセントと大幅に減少しており、このうち自転車が第一当事者で制度の対象となり得る信号無視は58件、マイナス29.3パーセント、一時不停止は337件、マイナス28.0パーセントと、それぞれ大幅に減少するなど、制度の導入に伴う効果はあるものと認識をしております。
しかしながら、議員ご指摘のとおり、未だ自転車のルール違反は多いことから、街頭活動をする警察官が、交通違反等を認めた際には、看過することなく声を掛けることを徹底させるとともに、自転車の関係する交通事故分析に基づき計画的、集中的な自転車の取締りを行い交通事故の抑止に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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